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中小企業がSDGsを取り入れる

今日のテーマは、「時流に乗る簡単な方法」です。

今月の仕組み経営実践会のテーマは、「ビジネスモデル」です。このビジネスモデルを考えるにあたって、一番重要ともいえるのが、”時流”です。

時流に乗っているビジネスと乗っていないビジネスでは、経営の大変さが全く異なってきます。

よく言われますが、時流に乗っているビジネスは、昇りのエスカレーターに乗っているようなもので、逆に時流に乗ってないビジネスは、下りのエスカレーターを駆け上がっているようなものです。

時流に乗っているビジネスはもちろん売上も上がりやすいわけですが、これからの将来性に魅力を感じて、人材も集まりやすくなります。

もちろん、単にビジネスチャンスを追いかけているだけでは、博打と変わりません。自社の目指すビジョンに向けて、その周辺にある時流をつかむことが大切になってきます。

ソフトバンク孫正義さんの”孫の二乗の兵法”という法則があります。これは彼が開発したビジネス哲学をまとめたものです。

その第一に来るのが、

道(どう)・・・理念、志(こころざし)を立てる

です。

これは仕組み経営で言う「理念体系:ドリーム(ミッション)、コアバリュー、ビジョン」に当てはまると思います。

そして、第二に来るのが、

天(てん)・・・天の時を得る。

です。

これが”時流”ですね。

自社の理念体系がしっかりあったうえで、その周辺にどんな時流があるのかをしっかり掴む。孫さんの場合、”デジタル情報革命”という大きな志があったうえで、次々と時流をつかんでビジネスを成長させてきたわけです。

というわけで、時流が大切ということなのですが、では、どうその時流を掴むのか?が次の問いになってきます。

先のことは誰も読めないので、確実な答えはないですが、ほぼ確からしい方法はあります。

それが、

持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)

です。

このSDGsというのは、国連で採択された国際目標のことです。

簡単に言うと、”これからはここに向かってやっていこうよ”と全世界的に同意された目標なのです。

世の中の政府や大企業はこの目標に向かって動いていくことになります。

当然ながら、そこに大きな”流れ”が生まれますので、中小・成長企業にとっては、見逃せない動きになってきます。

SDGsは大きく17のテーマに分かれていて、

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Goal 1 あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる
Goal 2 飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する
Goal 3 あらゆる年齢の全ての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
Goal 4 全ての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する
Goal 5 ジェンダー平等を達成し、全ての女性及び女児の能力強化を行う
Goal 6 全ての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
Goal 7 全ての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
Goal 8 包摂的かつ持続可能な経済成長及び全ての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
Goal 9 強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る
Goal 10 各国内及び各国間の不平等を是正する
Goal 11 包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
Goal 12 持続可能な生産消費形態を確保する
Goal 13 気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
Goal 14 持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
Goal 15 陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、並びに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
Goal 16 持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、全ての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
Goal 17 持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
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となっています。

これらのテーマの中で、自社のビジネスに関係がありそうなテーマを見つけ、自社の計画や戦略に組み込んでいくわけです。

世の中がこのSDGsに合わせて動いていくので、当然、時流に乗りやすくなります。

このSDGs、大企業では取り組みを始める会社が多くなっていますが、中小企業では認知度自体が低い状態です。

昨年、関東経済産業局が中小企業500社に行ったアンケートでは、84.2%の社長が”知らなかった”と答えています。

ただ、一方で中小企業の中でも、このSDGsに取り組みを始めている会社も少なからず増えてきており、一定の成果を出しているようです。

たとえば、こちらの会社。

来ハトメ工業株式会社
http://www.rai-hatome.co.jp/info/info.html

毎年発行されている環境活動レポートの中で、個人個人がSDGsに関連する目標を立てて活動されています。

こちらの会社の会長がレポート内で以下のように書かれています。

”SDGsの最終的な到達点は、次の様なところではないかな?と自分な りに理解した。 「少しでも前向きな目標を設定し、それを実行することで、世の中を少しでも良い方向に もっていく。」 だとしたら、とても良い考え方だと思う。 物事、そう簡単に実行できるものではないけれど、半歩ずつでも実行していけば、少なく とも戦争とか環境破壊による地球滅亡という最悪の事態には至らなくて済むと思う。 自分たちのためにも、子孫のためにも。”

元々環境活動をされていたようですが、SDGsを社員みんなで共有し、目標を立てることで具体的な取り組みが増えているようです。

またこちらの

農事組合法人One
https://www.one2013.com/news/news-211/

では「Goal 6 全ての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」に関連して収穫祭という地域イベントを開催し、コミュニティづくりを行っています。

SDGsへの取り組みは、すぐに売上に直結するものではないかも知れませんが、時流を意識する有効な方法ですし、こういった社会課題に取り組む会社に人材が集まっているのが最近のトレンドでもあります。

ぜひご参考にされてみてください。

ちなみに今月24日の勉強会では、こういった時流を踏まえて、どのようにして5年後も成長出来る会社を創っていくか?をテーマにしていきます。こちらもぜひご活用ください。

詳細&お申込みはこちらから:
https://www.shikumikeiei.com/workshop

では本日は以上となります。