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自分がいなくても上手くいく仕組みとは?【動画書き起こし 4/4】

 この記事・動画は、マイケルE.ガーバー氏の講演内容を要約し、日本語に翻訳して、「職人型ビジネスから起業家型ビジネスへの変革」というテーマでまとめたものになります。

 

なぜマクドナルドのレイクロックは大成功したのか?【23:07~最後】の書き起こし

私はあなたに、あなたのビジネスをフランチャイズ化しなさいという話をしているのではない。フランチャイズ化するかのように振る舞うという話をしているのだ。自分のビジネスを、5000以上もあるビジネスの試作品の1つだと考えるなら、そのビジネスに対してどのような態度で臨むだろうか。今やっているのと同じようにビジネスに取り組むことはない、というのはすぐにわかるだろう。自分がそこにいなければ回らないようなビジネスにしてはいけないことがわかるだろう。電話に出て、セールをやって、これをやって、あれをやって、床を掃除にして、壁を掃除して、在庫を把握する。そんなことは不可能なのだ。なぜ不可能かというと、自分を複製することはできないからだ。

 

どうして自分と同じような人を見つけることができないのか。これはみんなが言うことだ。なぜ同じことをスタッフに42回も言わなければならないのか。そんなことなら自分でやって、自分の分の給料を払い、従業員には自分がやるところを見せておけばいい、と考える人はいないだろうか。うちの会社でもそういった観客に給料を払っているぞという人がいるかも知れない。

 

さて、いつも正しく働く、完璧なターンキーシステム、完璧な金のなる木を作り出すためには、ビジネスの中で働くのではなく、ビジネスの外側から働く必要がある。ビジネスを上から俯瞰してとらえる必要がある。そうすれば、自分でやらなくても、いつでも予想通りの結果が得られるのだ。もしそうでなければ、それはビジネスではなく、作業と言われるものになる。実際のところ、この世界に存在する大多数のビジネスは、ビジネスオーナーにとって、実は作業以上の何物でもないのだ。

 

なぜ、そうなってしまうのか?その理由は、最初にビジネスを始めた時のやり方に問題があるからだ。ビジネスを始めようとする理由はたった2つしかない。

 

1つ目は、誰かの下で働いていて、あれこれ作業をしている人たちだ。週末に請求書を受け取り、次の週末にはまた別の請求書を受け取り、その次の週にはまた別の請求書。そして座りながら言う。「何のためにこんなことをしているのだろう」。仕事が嫌になり、上司にも我慢できず、こうつぶやく。「そうだ、この仕事、自分でやれるじゃないか。そうすれば利益は全部自分のものだ。バカな上司でもビジネスをやってるのだから」。自分のためだけに働くようにしよう。これが、上司をクビにするためにビジネスをはじめるパターンである。

 

もう1つのパターンでは、全く違う理由によってビジネスを始める。それは、失業だ。仕事が得られないから、自分でビジネスを始める。そして今は仕事がある。素晴らしい仕事だし、自分は自分を解雇しない。

話を戻そう。自分のビジネスが、5000以上もあるビジネスの試作品の1つであって、ビジネスの中で働くのではなくてビジネスの外側から働くのなら、頭の中に明確な目標が浮かぶだろう。このようにしてみれば、あなたは人生を選べるようになる。

 

まずは、望めばフランチャイズ化するという選択だ。あなたはビジネスをスタートするときの問題をすべて解決したわけだから、同じシステムを、これからビジネスをスタートする人に提供できる。

 

2つめは、フランチャイズ化したくないなら、誰かあなたの代わりになる人を雇って社長にするという選択だ。その彼にシステムについて伝えれば、あなたは自由の身になれる。あなたがどこにいても、彼に仕事をしてもらえる。そして大事な数字を教えろと言って、週に一度、彼に電話するのだ。この数字を見れば、自分のビジネスがどういう状態なのかということを正確に把握できる。

 

ただの電話、いや、電話すらしなくてもいいのだ。システムを使って調べればいいのだ。そうすればすぐに、何がどうなっているのか、正しく運営されているのか、間違った運営がされているのかが、すぐに、正確に判断できるようになる。

こういった管理方法をイメージできるだろうか?世界中にあなたの会社が運営する小さな拠点が存在し、あなたは、そのひとつひとつに気を配る必要がない。このようなことが想像できるだろうか?

 

マクドナルドは10年前と同じ速度で新規開店しているのを知っているだろうか?マクドナルドは成熟した業界の中で成長に成長を重ねている。彼らは各店舗をどのように動かすかを知っていて、明日何が起こるのかを知っている。

 

私が話していることが理解できないならば、こんなことをしてみてほしい。自分の会社に電話をする。そして、「やあ、私だ。3ヶ月間休暇を取ろうと思うんだけど、私が戻ってくるまで万事よろしく頼むね」と言って切ってしまおう。

 

もし、あなたがそうしなければならなかったら、どんな気持ちで休暇を取るだろう?3ヶ月後にあなたが帰ってきたら、会社が駐車場に変わっているかも知れない。従業員が会社を売り払ったのだ。

ビジネスの中で働いている限り、あなたがいなくなれば、あなたの会社は、駐車場になってしまう。

ビジネスの中で働くのではなく、ビジネスの上で働く、というのがポイントだ。これからは、この考え方を自分たちのビジネスに生かすようにしよう。これからは、起業家熱にうなされた職人であることをやめよう。これからは、この行動モデルを頭の中、心の中に浸透させ、文字通り全く新しい考え方でビジネスに取り組むのだ。