仕組み経営Eブックはこちら

職人技を仕組みにするには?

「仕組み化」と聞くと完璧なマニュアルさえ作れば、いま自分がやっている仕事をすぐに誰かに委任できる、と思われる方もいらっしゃいます。

しかし、これは当然勘違いです。

まして、通常習得するのに何年もかかる職人技が必要とされる仕事では、マニュアルさえあればいい、というわけではありません。

そもそも、高度な職人的な仕事をステップバイステップの手順書にすることはまず不可能です。

じゃあ、結局職人技が求められる仕事は仕組み化できないのか?

と言われるとそうではありません。

 

職人技を仕組みにする方法

職人技を仕組み化する方法は、大きく分けると3つあります。

一つ目は、高度な職人技が不要なビジネスモデルへと変換することです。

二つ目は、技術を使って人の負担を軽減することです。
以前のメルマガでご紹介した獺祭などはこのパターンかと思います。

三つ目は、職人技を教える教育の仕組みを作ることです。

これら3つを組み合わせるとさらに強力になりますが、
まず取り組みやすいのは、三つ目の教育の仕組みを作ることでしょう。

教育の仕組みとは要するに、

「通常であれば習得するのに10年かかる職人技を3年とか4年で習得できるようにすること」

です。

 

マニュアル=教育ツール

実はそのために、マニュアルが役立ちます。

マニュアルというのは基本的に、人に仕事を教える時のテキストだと思っていただくとわかりやすいです。

優れたマニュアルがあることで、習熟までの時間は圧倒的に短縮されます。

私たちが開催している講座では、受講生用のテキストに加えて、
その講座をリードするファシリテーター用のマニュアルがあります。

このマニュアルがあることで、完ぺきではないにしろ、
2日間の講座を運営できるようになります。

たとえば、完ぺきな講座というのが100点満点だとしたら、
マニュアルがあることで、まずは50点の講座が出来るようになる。

そこからマニュアルを使って練習を繰り返すことで
残りの50点を短期間で埋めていくことが出来ます。

さらに、100点満点に達した後、本人の創意工夫で120点に行くこともあります。
職人の世界でいえば、師匠越えです。

師匠越えをする人が何人も出てくると、
組織としては強力になってきますね。

これがマニュアル無し、全部口頭での教育ということになると、
0点からスタートしますのでもの凄く大変です。

 

人材教育を標準化する

マニュアルがあることでさらにいいのは、教え方を標準化出来ることです。

中小企業でマズいのは、教育係の属人的なやり方で仕事を教えていることです。

これだと育成のスピードにもバラつきが出ますし、教育係と相性が悪ければ下手すると辞めてしまいます。

教育の仕組みとは、誰が教えても同じように人が育っていく、ということです。

ワールドクラスの会社は、それが出来ているからこそ、ワールドクラスになっているわけです。

 

マニュアルは自社で作るべし

このような教育の仕組みやマニュアルは自社で作るしかありません。

これが外注して誰かに作ってもらえるようなものだったら、
そもそもそこに何の競争力も無い、ということになります。

私もマイケルE.ガーバー氏と出会って以来、
講座開催のためのマニュアル作りをずっとやってきました。

そのうえで言えるのは、最初はつくるのが結構大変だということ。

ただし、一度機能し始めるとすごく楽だということです。

もし、仕組みで人を育てるという発想がなかったら、
いまのビジネスがそもそも成り立っていなかったと思います。

というわけで、ぜひあなたも自社における
教育の仕組み、というのがどういうものかを考えてみてください。

 

ちなみにより詳しいことは来週の勉強会でご紹介しますので、ご活用ください。

詳細はこちらから
https://shikumikeiei.com/workshop
(2019年6月時点での情報です。勉強会テーマは毎月変わります)

では本日は以上となります。

引き続きよろしくお願いいたします。