すきまワーカー、飲食店 人手不足

増える”すきまワーカー”。タイミー活用現場の問題点と解決策



もういうまでもないことですが、どこの業界も人材不足で困っています。中小企業の場合、かなり尖ったブランドがないと、採用活動もなかなか難しい状況にあります。

特に目に見えてわかりやすいのが、飲食業界でしょう。

つい先日も、ついにサイゼリアがワンオペになった、というTweetが話題になりました。

牛丼屋さんなどならともなく、ファミレスの規模ででワンオペはかなり厳しいですね。

すきまワーカー時代

そんな中、最近、飲食業界の人手不足解消のために、すきまワーカーという働き方が流行っています。すきまワーカーとは文字通り、隙間時間に仕事をする人たちです。

そのスキマワーカーたちと飲食店をマッチングするサービスが盛り上がりつつあります。

といったところが代表的でしょうか。

スキマワーカーは従来のバイトやパートなどと異なり、1日単発の仕事であることが特徴です。

履歴書も不要、研修も不要、気軽に働けるのが人気の理由のようです。

飲食店側もマッチングサービスを使えば急な人手不足に対応できるというメリットがあります。

もちろん、こういう働き方は、飲食以外にもあります。建築やイベント、ITなどが代表的でしょうか。かくいう私も、会社員時代には、IT業界で1日だけのスポット派遣の営業をしていたことがあります。(いまはそういった仲介を人手を介してではなく、アプリで出来るということが違いですね)

すきまワーカーの問題点と解決策

実は先日、こういったサービスの利用者の話を聞く機会があったのですが、彼らも仕組み化、マニュアル化の重要性を話していました。

というのも、スキマワーカーが1日限定でお店に入るとなると、研修している暇がありません。だから作業のマニュアルが無いと何をどうすればいいのかわからないのです。

また、オペレーションが仕組み化されていないと、全く仕事を知らない人が入ってきてしまうとかえって混乱してしまいます。

逆にマニュアルがあれば、すぐに仕事を教えられますし、オペレーションが仕組み化されていれば、どの仕事を任せればいいのか明確になります。

マニュアル化、仕組み化がされていなければ、お店側もスキマワーカーも困ることになるわけです。

その利用者のスキマワーカー曰く、FC化されている店舗はしっかりしたマニュアルがあるが、個人商店の場合には、ほぼマニュアルがない、とのことでした。

私がIT業界でスポット派遣の営業をしていた時には、ほとんどの場合、マニュアルがありました。

スポット派遣の代表的な仕事はキッティングというものです。キッティングというのは、パソコンの設定やソフトウェアのインストールなど、新しいパソコンをすぐに業務で使えるようにする仕事のことです。

一応、ITの仕事ではありますが、マニュアルさえあればほとんど前提知識が要らず、現場にいけばすぐに作業に取り掛かれます。派遣する人が足りない時には、営業の私も一緒に作業をしていた記憶があります。

逆にマニュアルが無い仕事は受けるのを躊躇します。キッティングはIT業界未経験の人で対応していたので、マニュアルがないと作業ミスをする可能性があるからです。

 

というわけで、スキマワーカーを戦力化するためにもマニュアル化、仕組み化が欠かせない時代になっているようです。



今回は飲食業界の話でしたが、人手不足、働き方の多様化、人材流動化、こういったキーワードはどこの業界にも共通します。

そんな中で自社はどう時代に対応していくかをぜひ考えてみてください。

では本日は以上となります。

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