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仕組み経営は「職人不要論」か?

今日のテーマは、「職人不要論?」です。

まだ仕組み経営に馴染みのない方々に仕組み経営の話をさせていただくと、たまにではありますが、反発心を抱かれることがあります。

職人技は要らないのか?

職人型ビジネスから起業家型ビジネスへ変革しなくてはいけない」と言うと、

”職人技は要らないということか?”

”職人の何が悪いの?”

というように思われる方がいます。

日本は職人や職人技に対する尊敬が高いので、ご意見ごもっともだと思います。

実際のところ、私たちも、そういった風潮へのアンチテーゼとして”職人”という言葉を使ってるのも事実です。

 

二つの「職人」

ただ、ひとつお伝えしておきたいのは、ここで言う職人と、一般的に言われる職人とは、意味合いが違うということです。

ここで言う職人は、「はじめの一歩を踏み出そう」に出てくる言葉をそのまま使っているのですが、英語の原文では、

「Technician:テクニシャン」

となっています。

これを「職人」と訳してもいいですが、どちらかというと、「作業者」という意味合いのほうが合うと思います。

一方で、日本で一般的に使われている職人という言葉は、英語で言えば、

「Craftsman:クラフツマン(匠)」

です。

作業者は決まった仕事をやるだけの人です。

一方で、クラフツマンは経験をもとにして、新しい技術や作品を生み出す人、
つまりゼロから1を生み出す人と言えます。

 

最初はクラフツマンシップから始まる

この二つ、同じ職人でも全く意味合いが異なります。

「はじめの一歩を踏み出そう」で語られているのは、

”経営者が単なる作業者にはなってはいけない”

ということなのです。

どんなビジネスでも最初はクラフツマンシップが必要です。

他とは違うサービス、商品、アイデア、技術を生み出すクラフツマンシップが必要なのです。

職人型ビジネスであっても、最初は社長のクラフツマンシップがあったのだと思います。

何か他と違ったことをやってやる、という想いです。

ただ、起業して何年もたってくると、お客様の扱いにも慣れ、
技術もこなれてきて、徐々に起業当時のクラフツマンシップが無くなっていきます。

最初は「クラフツマン」だった社長も、いつもと同じ商品やサービスをいつもと同じような顧客に販売しているうちに、「作業者」になってしまうのです。

 

仕組み化の本来的意味

そのような状態から抜け出すために仕組み化が必要なのです。

クラフツマンシップに基づいて作られた最初の商品やサービス、
それを世の中に広めるために必要なのが「仕組み」です。

本来的な仕組み化とは、

”作業者の仕事を簡単にするための仕組みを作ること”

ではなく、

”クラフツマンシップを世の中に広めるための仕組みを作ること”

です。

というわけで、今回は勘違いされやすい作業者とクラフツマンの違いをご紹介させていただきました。

本日は以上となります。