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意識改革を促すのではなく仕組み改革をしよう。【無印良品の事例】

日本企業では危機に陥ると、意識改革が叫ばれます。会社の上層部は朝礼や懇親会の場で社員を鼓舞し、モチベーションを上げようとします。また最近では働き方改革などでも社員の意識改革を目指す試みが見られます。

しかし、このような試みは大抵失敗します。いくら口で言ったところで人の意識は変わりはしないのです。実際には、意識を変えようとするのではなく、仕組みを変えることで行動が変わり、意識が変わります。

意識改革ではなく仕組み改革で無印良品はV字回復した

無印を展開する良品計画は、仕組み化をすることによって、V字回復を果たしました。

かつて、創業者の元、属人的なやり方で成長してきた同社は、店舗数が増えると同時に業績の低迷に悩まされることになりました。

そこからV字回復した理由は、徹底した仕組み化、マニュアル化にありました。

同社の改革を率いたリーダーは次のように語っています。

人の意識はなかなか変わらない。しかし、仕組みに納得して、実行するうちに人の意識は自動的に変わっていく。

これはまさに人の意識を変えるための本質をついています。

仕組みを変えることで意識は変わる

 

また、このサイト「仕組み経営」の思想の元になっているマイケルE.ガーバー氏(「はじめの一歩を踏み出そう」著者)も次のように言っています。

生産性を上げようと思って社員を動機付けようとしても無駄である。その逆こそ正しい。生産性を上げることで、動機付けされるのである。
– マイケルE.ガーバー

彼はこれを”モチベーションの神話”として伝えてきました。

ようにしたら社員を動かせるだろうか?と考えてる経営者や管理者は多いものです。しかし、社員は動かせません。人に何かを強制してやらせることが出来る人などいないのです。

ご自身のことを考えてみてください。何かをしよう、何かを習慣にしようと思って挫折した経験はありませんか?

自分自身の意識や行動すらコントロールできないのに、他人のことをコントロールしようとすること自体が無駄なのです。

マイケルE.ガーバー氏の言葉にあるように、モチベーションを上げて生産性を上げるではなく、正反対こそが正しいのです。最初に結果を出させてあげれば、彼らのモチベーションは内発的に向上します。

人は他人から言われたから奮い立つのではなく、自ら結果を出すことによって奮い立ちます。

では、どのようにしたら結果が出るのか?

それが”仕組み”です。

誰がやっても同じように成果が出る”仕組み”が社内にあることで、社員は自ら成果を出し、行動が出来るようになります。

人に新しい考え方を教えようと思ったら、彼らにそれを教えるようなことはしてはならない。道具を与え、それを使わせることで新しい考え方が身に付くのである。 – バックミンスター・フラー