仕組み化のバイブル「はじめの一歩を踏み出そう」
まず手前味噌ですが、「はじめの一歩を踏み出そう」をご紹介させていただきます。この本は私たちのご提供している「仕組み経営」の元になっている書籍でもあります。(ただ、本書の出版には関わっておりませんので、本書がいくら売れても我々に印税が入ることはありません)
「はじめの一歩を踏み出そう」の原題は、「E-Myth Revisited」という書籍で、世界的なベストセラーになっており、仕組み化(システム化)のバイブルとして、いまだ様々なところで紹介されている本になります。
本書に関しては動画でも解説していますので、合わせてご覧ください。
多店舗化、チェーンストアにおける仕組みづくりの原則「21世紀のチェーンストア」「チェーンストアのマネジメント」
「21世紀のチェーンストア」「チェーンストアのマネジメント」は、両方とも渥美俊一氏の著作になります。渥美氏は、米国のチェーンストアを研究し、日本でペガサスクラブという勉強会を立ち上げたことで知られています。渥美氏の書籍は他にもたくさんありますが、特にこの2冊はチェーンストア経営の原則を学ぶ上でお勧めになっています。
詳しくは以下の記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
無印良品のV字回復を実現したマニュアル、MUJIGRAMを解説「無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい」
無印良品をV字回復させたことで有名になったのは、同社のマニュアル(業務基準書)である「MUJIGRAM」です。MUJIGRAMは米国のチェーンストアで利用されているマニュアルを参考に作られたもので、このマニュアルの導入により、先輩社員の勘と経験による運営から、仕組みによる運営へとシフトしました。本書では、そのストーリーが解説されています。
なお、MUJIGRAMについて以下の記事でも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
職人技を仕組み化した獺祭の「逆境経営」
いまや世界一有名な日本酒ともいえるようになった「獺祭」。実は獺祭がこれだけのヒット作になった大きな理由として、職人技を仕組み化したことが挙げられます。もともと小さな酒蔵だった旭酒造は、経営の悪化により、最終的に酒造りに欠かせない杜氏さんまでが辞めてしまうという逆境に陥りました。
しかし、そこから杜氏さんの職人技に頼らない酒造りを研究し続け、見事、獺祭というヒット作を生み出します。
私たちが経営者の方に仕組み化をお勧めすると、「いやうちの業界は特殊だから」「うちの職人技は仕組み化できないから」というようなご意見をもらうことがあります。そういう方には、ぜひこの本を読んでいただき、仕組み化できないのは単なる言い訳に過ぎない、ということをご理解していただければと思っています。
なお、獺祭についてはこちらの動画でも解説していますので、合わせてご覧ください。
職人を短期間で育てる仕組みを構築「新たなプロの育て方」
本書は、左官という仕事を人気職業に変えた原田左官工業所の社長が書いた本です。同社のような職人技にビジネスが依存している会社の場合、最大の課題は、人材育成でしょう。職人の育成に何年もかかるために、ビジネスがなかなか成長しにくいわけです。また、職人の高齢化も課題になっており、職人技の承継も大きな問題です。
そんな中、同社は職人の育成を仕組み化し、通常一人前になるまでに10年かかるところを4年にまで短縮しました。その結果、若い人でも左官になりたいという人が増え、若手職人が活躍する会社になっています。
人材育成に悩んでいる方はぜひご参考にされてみてください。
5つ星のおもてなしを1泊5120円で実現するスーパーホテルの「仕組み経営」
ビジネスマンならお世話になったこともある人も多いでしょう。スーパーホテルの仕組みづくりについての書籍です。同社は徹底的な仕組み化により、低価格化を実現。にもかかわらず、利用者にとっての利便性も追求するという通常は相反する要素を仕組みで両立させています。宿泊施設経営者のみならず、ヒントが満載です。