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歯科医院経営難の真の原因とは?歯医者は起業家を目指すべきだった!

今回のテーマは歯科医院の経営です。

現在日本の歯科医院の数は増え続け、供給過多、競争は日々激しくなっています。

このような状況下で経営難に陥らないためには、院長がこれまで通り歯医者の仕事だけをやっているのでは不十分です。

人の歯を治す歯医者としてではなく、起業家にならなくてはなりません。

本記事では、歯科医院が経営難に陥る真の原因と成功する歯科医院経営に必要な起業家の視点について解説した後、起業家になるために知っておくべき6つの法則を紹介します。

なお本記事の情報は、スモールビジネスの起業家・経営者のバイブルである「はじめの一歩を踏み出そう」の著者マイケル・E・ガーバーが執筆した歯医者経営に特化した経営本「The E-Myth Dentist」の内容を基にしています。

是非最後までご覧ください!

経営難に陥る歯科医院の特徴

歯科医院を開業もしくは親から承継してから、歯医者としての仕事だけでなく、経営という仕事も同時に行わなくてはならないことにとてもストレスを感じている方は多いのではないでしょうか?

自分は歯医者としての本業である歯を治すことだけやっていたいのに、、、と。

世の中の経営者には必ず3つの顔/役割があります

1つ目は、職人的役割です。

職人というのは、自分の持つ技術を提供する役割です。例えば歯医者だったら、歯を治すこと、美容師だったら髪を切る仕事を指します。

職人は常にその場の、目の前で起きていることに集中し、没頭するため現在に焦点を当てています。

2つ目の役割は、マネージャーです。

マネージャーは、とても現実主義で、計画を立て実行に移し、管理します。

マネージャーは過去から遡って全てを順序立てて行うことに長けているので、ある意味過去に焦点を当てていると言えるでしょう。

3つ目の役割は、起業家です。

起業家は常に未来に目を向け、夢やビジョンを語り、組織やビジネスの大きな仕組みを作っていきます。

成功する歯医者経営者は全ての役割をバランス良く、効率的にこなす必要があるのです。

そして多くの経営難に陥る歯科医院は、このバランスが取れておらず、院長が職人型の経営を行なっているため、ビジネスとしてうまく行かないのです。

つまり、成功する歯科医院経営には、職人としての役割の他にマネージャー、そして最も大切な起業家としての役割にもっと注力することが必要となります。

※職人・マネージャー・起業家についてはこちらも参考にしてください。

職人型ビジネスと起業家型ビジネスの違い

起業家型な歯科医院経営とは

歯科医院を起業家型の経営に変えていくためには、まず経営者である院長の考え方を変える必要があります。

職人としての視点ではなく、起業家としての視点で経営を見つめ直しましょう。

そのための第一歩として必要なのが、自分、そして自分の歯科医院の夢・ビジョンは何かを見つけることです。

夢やビジョンのない経営は目的のない人生を生きることと同じです。

そのため、歯科医院経営を通じて何を実現したいのか、そしてなぜ実現したいのか、どうどうやって実現したいのか、いつどこで実現したいのかをじっくりと考えてみてください。

「日々の業務に追われてそれどころではない!」そう感じるかもしれませんが、起業家としての視点を持つ第一歩目は必ず夢を語ることです。

目指す先があってこそ、そこへ向かう計画や戦略を立て、これまでのやり方を見直し、改善することができるようになるのです。

しかし、自分の夢について考える前に、院長を起業家から職人視点へ引き戻してしまう6つの法則を知っておく必要があります。

職人型歯科医院経営の6つの法則

①勢いの法則

こんな経験はありませんか?

”患者のキャンセルが多く、スタッフのパフォーマンスは悪く、経営全体が良くない方向に向いているとわかっていながらも、日々の業務・勢いに追われるばかりに、一旦立ち止まって体制を立て直すことができない”

もしもこのような状況に馴染みがあれば、あなたの歯科医院は「勢いの法則」に当てはまります。
不安な気持ちで間違った方向に向かいながらも、自分を止めることができないと感じることです。

このような勢いはとてもチャレンジングですが、そこで思い切って時間を割き、起業家として夢をしっかりと見つめ直すことで新しい方向に舵を切ることができるようになります。

②停滞の法則

長期に渡って、人生の様々な経験は蓄積され、それらがあなたの考え方/物事に対する予測の仕方と反応の仕方を形成していきます。

例えば、お湯の湧いたヤカン⇨熱いから触らない

このように経験から物事を予測して行動を思いとどまらせることを「停滞の法則」と言います。

停滞の法則にはポジティブな面もあればネガティブな面もあります。

例えばクリエイティブなアイデアや新しい技術への投資案があった時に停滞の法則が働くと、新たなビジネスチャンスやクリエイティビティを妨げることに繋がります。

歯科医院経営においても、停滞の法則が働いてリスクを避けてばかりいると、新しい方向へ経営を持っていくことができなくなってしまいます。

③スモールステップの法則

歯科医院経営を成功させるには、大きな目標とそれに向かう間のスモールステップの達成を祝う必要があります。

しかし、もしも大きな目標を設定せずにスモールステップだけが目の前にある場合、それらはただの障害物です。

このような状態を「スモールステップの法則」と言います。

また、スモールステップを達成することだけに注力してしまうと、経営にとって大切な変化が訪れた時に、大きなステップを踏むことが難しくなってしまいます。

④想像力欠如の法則

上記に紹介した3つの法則が当てはまる時、私たちは想像力を失ってしまいます

過去6回のスタッフミーティングを振り返ってみてください。

何か問題を解決できましたか?もしそうだとしたら、そのアイデアはどのくらい想像的でクリエイティブなものだったでしょうか?

歯医者やスタッフにとって馴染みのあるやり方に固執するのはとても簡単ですが、もし患者さんにより良いサービスを提供したいのであれば、新しいことにチャレンジしてみるのが一番論理的です。

想像力を働かせてみてください。

⑤記憶力欠如の法則

自分の行動が自然と上記4つの法則に従っている時、私たちの記憶力は低下していきます。

特に自分自身に関する記憶はすぐに忘れてしまいます。

というのも、上記4つの法則に従って自動的に経営するのはとても楽なので、院長は他人の前に自分のニーズや願いを叶えることを忘れてしまうのです。

特に歯科医はプロフェッショナルであることにこだわり、サービス精神旺盛なので、患者やスタッフを幸せにすることを優先するあまり、自分の夢や願いに焦点を当てることを忘れてしまいます。

⑥自己否定の法則

最後の法則です。

上記の5つ全ての法則は自己否定に繋がります。

経営が停滞している場合は自分自身も停滞しているように感じ、自分の歯科医院経営に満足がいかないと、自分自身に対しても不幸を感じてしまいます。

また、安全に守られた中で生活し、冒険しないような夢を描いていると、楽しさや驚きのない人生となるでしょう。

もしこの「自己否定の法則」が当てはまるのなら、まずは背負っている重荷を置いて、自分の世界と向き合う新しい方法を探してみましょう。
そうすることで、あなたはプロとしても、そして個人的にも成長することができるでしょう。

起業家型歯科医院経営の新しい法則

歯科医院を起業家型経営に変革するには、新しい法則「肯定の法則」が必要です。

肯定の法則は、新しいポジティブな考え方で、過去の挫折やネガティブな考えを打ち負かしてくれます。

ここでいう肯定とは、自分が達成したい新たな可能性を創造し、追い求めることを意味します。

そしてその初めの一歩は、自分の未来を夢見ることです。

一度理想の経営/歯科医院の形を描けたら、次は理想を現実化するステップをデザインします。

また、ビジョンやゴールを設定したら必ずスタッフや患者さんにそれを伝えましょう。

日々の業務に追われる中で難しいことではありますが、起業家への第一歩は自分を引き止めているものを認識することです。

そして、心の準備ができたら夢やビジョンを描き始めてみましょう。

※ビジョンについてはこちらも参考になります。

忙しいからビジョンが描けないのではなく、 ビジョンが描けないから忙しい

経営ビジョン策定完全ガイド

 

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