お金をかけずに生産性をあげる

【動画】生産性をあげる簡単な方法



 

お世話になります。
一般財団法人日本アントレプレナー学会の清水です。

これまでのメルマガで、拙著「仕組み化の経営術」の補足説明動画シリーズをアップしております。

今日は第十本目

生産性をあげる簡単な方法

です。

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【動画】生産性をあげる簡単な方法&書き起こし

書き起こし

今日は「仕組み化の経営術」について補足の解説をしたいと思います。お金をかけずに生産性を高める方法についてお話しします。会社を仕組み化する大きな目的は、生産性の向上だと思いますが、多くの方がITツールを導入したり、コンサルタントを受けたりして、お金をかけて生産性を上げようと考えているかもしれません。しかし、今日は最も簡単で、かつお金がかからない生産性向上の方法をご紹介します。

この話は、松下幸之助さんの考えに基づいています。彼は「良識が高まれば生産性が上がる」と言っています。この言葉は、さまざまな場面で繰り返し語られており、企業のメンバーが持つ常識やモラルが高まることが生産性向上につながるということです。

最初にこの話を聞いたときは、どういう関係があるのか疑問に思いましたが、何度も松下さんの本を読み進めるうちに納得がいきました。たとえば、街中にゴミが溢れている状況を考えてみてください。もし、住民がきちんとゴミを捨てる意識を持っていれば、自治体がゴミ収集のために人を雇ったりトラックを購入する必要はありません。良識があればコストや時間が削減され、税金の負担も軽減されます。

また、昔の商取引では現金でのやり取りが一般的でしたが、取引先が支払いを怠ることがあると、集金のために人を雇う必要がありました。このような手間があるとコストがかかり、生産性が下がります。納品後、すぐに支払いをしてもらえれば、その分集金にかかる手間もなくなり、利益が上がります。

同様のことは、会社内でも起こり得ます。たとえば、社員の遅刻やミーティングへの遅れが多い場合、社長は罰則を設けたりルールを作ったりする必要があります。しかし、社員が良識を持って時間を守れば、そんな手間は不要になり、生産性が向上します。

社員同士の人間関係のトラブルが多ければ、管理職がその問題を解決するために時間を取られます。しかし、良識を持った職場では、管理者の負担も軽減されます。さらに、お客様へのサービス精神が不足すれば、悪評が広がり、集客にも影響が出ます。逆に、サービス精神を持った社員がいれば、良い口コミが広まり、業績も向上します。

生産性は、社員や職場のモラルを向上させることで、お金をかけずに高めることができます。このような職場環境を実現するためには、経営者自身が高い志を持つことが重要です。仕組みを作る際、その意図は作り手の人格に反映されます。良い常識を持つ人が良い仕組みを作り、結果として業績も向上します。

また、「徳は孤ならず」という言葉もあります。高い志を持った経営者の周りには、同じように志の高い社員や取引先が集まります。これにより良い循環が生まれ、会社全体のモラルも向上します。

最後に、良識を高めるためには、経営者自身がまずは高い志を持つ必要があります。そうすることで、良い職場環境が作られ、生産性が向上します。この考えを皆さんの会社で実践していただければと思います。今日は以上です。



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