金太郎飴に学ぶビジネスの成功法則とは?

清水直樹
金太郎飴は、どこを切っても同じ金太郎の絵柄が出てくる飴です。これをビジネスの組織に例えてみると、”どこをとってもその会社らしい”ということになります。スターバックス、ディズニー、アップルなど偉大なビジネスは”どこを取ってもその会社らしい”という特徴がありますね。ここではそれに倣って中小企業がブランド化するための仕組みをご紹介します。

 

ビジネスにおける金太郎飴理論とは?

アップルやディズニー、スターバックスなど、偉大なブランドを作った会社を見てみましょう。このような会社の共通点は、

どこを取ってもその会社らしい

ということです。

いつでもどこでも同じ体験が出来る

地元のスタバに行こうが、離れた都市のスタバに行こうが、いつも同じ体験をすることが出来ます。だからこそ私たちは、ちょっと高くてもスタバに行こうとするわけです。

人は、自分が気に入った同じ体験を届けてくれる会社の商品やサービスを使います。それがブランドへと繋がっていきます。

中小企業がそういった会社の真似をするためには、会社の仕組みに一貫性が必要になります。

仕組みの一貫性こそがブランドを生み出す

仕組みに一貫性がある会社ほど、外部から見た時に“スゴイ会社”と見られる傾向があります。

  • どこの店舗に行っても同じ体験が出来る
  • 誰に対応してもらっても同じ体験が出来る
  • いつお願いしても同じ体験が出来る

というように、どこをとっても、“その会社らしい”ことを顧客や社員が感じることが出来、多くの人を魅了する会社になります。

これを私たちは金太郎飴理論と呼んでいます。金太郎飴のように、その会社をどこから切っても、”自社らしい”ということが、ブランドにつながります。

 

成功している会社は共通している

トルストイの名作小説のひとつアンナ・カレーニナの冒頭にこんな言葉があります。

「幸せな家族はいずれも似通っている。だが、不幸な家族にはそれぞれの不幸な形がある」

これの意味するところは、幸せな結婚生活を送るには、多くの条件をクリアしないといけないということ。

例えば、

  • 惹かれあっていること
  • 金銭感覚の一致
  • 子育てに関する価値観の一致
  • 親戚関係の相性が良いこと

などなどです。

これらどれかひとつでも不整合が見られると、そこから結婚生活が破たんしていきます。

ひとつのホツレが全てを壊す

会社経営もこれと全く同じです。価値の高いブランドを作ろうと思ったら、様々な要素を整合させていかなければならず、どれかひとつでも辻褄が合わないことがあると、全体の歯車が狂ってしまいます。

たとえば、評判の良いレストランに行ったとします。店内の雰囲気も良い、料理も評判通り、スタッフの対応も素晴らしい。しかし、会計の時になって、ぞんざいな対応がされた、という体験をすれば、そこが原因になり、全体の印象を一気に落としてしまいます。

金太郎飴型のビジネスを創るには?

金太郎飴型ビジネスによくある批判としては、マニュアル型対応ではいまの時代、生き残れない、というものです。これはチェーン店などの多店舗展開している会社に良くある批判です。

金太郎飴型ビジネス=マニュアル化、ではない

しかし、金太郎飴型ビジネス=マニュアル化ではありません。

作業マニュアルをばっちり作って成功している会社もあれば、細かいマニュアルがなくても成功している会社もあります。

なぜ彼らが成功しているかというと、マニュアルがあるから、無いから、ではなく、彼らの価値観に合わせて社内の仕組みを創り、自社らしさを保っているからなのです。

成功をもたらすものは何だろうか?答えは人材マネジメントの在り方だけでなく、価値観を重視する姿勢、さらには価値観、戦略、人材の整合を取ることである。
Charles O‘Reilly スタンフォード大学教授 「隠れた人材価値」著者

 

金太郎飴型ビジネスを創るには仕組み化

では実際にはどうすれば、アップルやスターバックスなどのブランドが出来るのでしょうか?

やるべきこととしては次のようなことが挙げられます。

  1. 顧客にどんな体験をしてもらいたいか?を明確にする
  2. すべての接点で顧客に同じ感情を持ってもらうための仕組みを作る
  3. 仕組みに基づいて働けるよう社員教育を行う
  4. 仕組みを改善し続ける

優れたブランドを持つ会社では、これらが非常に高度なレベルで実践されています。実際に行うには、時間も労力もかかりますが、そのリターンは非常に大きいものです。

なお、仕組み経営ではこれらの仕組み化を実現するための支援をしておりますのでぜひ以下から詳細をご覧ください。

 

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