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経営者の資質を12個のチェック項目でテストしよう

清水直樹
清水直樹
今日は社長の資質12のチェック項目をご紹介していきます。

今日の内容は、私が個人的な経験で偉そうに話すということではなくて、今、私が習っているコーチとかメンターが何人かいるのですが、そういう人たちから学んだことや、私たちのお客さまの中で成功している社長、そういう方々を分析して、社長の資質として12個にまとめました。それを報告するというかたちでお届けしますので、ぜひご自身でテストしてみてください。

動画でも解説しています。

 

経営者の資質1. 自信

まず1つ目が自信ということです。やはり社長に自信がないと、その人についていきたいという人もいないと思いますので、自信が最初です。自信があると新しいことにチャレンジしようと思うし、自信のある態度で普段から行動したり、発言したりしていれば、この会社は何となく信用できる、信頼できるということで、お客さんもついてくるし、社員の人もついてきます。

他の誰よりも勉強する

では自信をつけるにはどうしたらいいのか。何より大切なのが、他の誰よりも勉強するということです。自信がないのは、その分野について知識がないとか、経験がないから自信がなくなるので、逆を言うと、経験がないのであれば、勉強する、他の誰よりも勉強して自信をつけるということです。

少し個人的な話をすると、大学時代に就職活動をするとき、当時の私は大人と話すことに慣れていなくて、就職活動の面接に全く自信がなかったんです。そのときに、とあるきっかけで変わったことがありました。それは何かと言うと、勉強し始めたんですね。例えば松下幸之助さんの本を読んだのも、そのときからですし、いろんなビジネス書を読み始めたんです。それでだんだん自信がついてきたんですね。他の学生よりも仕事をするということに対して、前向きな意識を持ち始め、頭でっかちですけど知識がついてきたので、入社の面接ぐらいは簡単だろうという気持ちで、取り組むことができるようになったんです。

確かにそれから結構面接を受けたんですけど、ほとんど受かったんです。それはやはり自信がついて、それなりの受け答えであるとか、それなりの態度がたぶんとれたからだと思うんですね。そういう感じで勉強するということが、自信をつける1つ、一番簡単な方法かなと思います。

コーチ、メンターを付ける

もう1個はコーチやメンターをつけるということです。コーチの役割は、基本的にはクライアントに対して、自信を持たせるということです。そういう人たちを雇って、自信をつける手助けをしてもらうということです。

 

経営者の資質2. 責任感

2つ目の資質は責任感です。これはよく言われていますが、全ての責任は、社長にあるわけです。会社の業績もそうだし、社員のミスも結局は社長自信の責任になるので、責任感を持つということが大切かなと思います。

振り返る習慣

これをつけるには、どうしたらいいのかというので、1つは振り返る習慣です。これは日々毎日の行動を振り返るということです。今日起ったことが、自分のどのような行動がベースになって起こったのかというのを振り返るということです。嫌なことがあったら、それを全て自分の責任だと思って、自分のどういう行動、どういう思考のくせ、どういう考え方が元となって、その現象が起こってしまったのか。こう考える習慣を持つと、自分のこういうところが良くなかったと改善するところがみつかってきます。そうすると、経営者として成長できるということなんですね。なので自己成長のためにも、責任感を持つというのは大切です。

 

仕組み志向に変える

そしてもう1個が人材志向ではなく、仕組み志向に変えるということです。例えば社員が何かミスをしたり、社員のパフォーマンスが良くないとき、その人のせいにしがちですよね。でもそうすると、会社としては何も成長しないのです。そうではなくて、この人がうまく働けないのは、会社にこういう仕組みがないからだ、と考え方を変えるんですね。

そうすると会社として、その問題に対処しようと思うので、会社として成長していくんですよね。これを人のせいにする、社員のせいにしていくと、いつまでたっても会社全体としての力というか、能力が上がっていかないのです。そうではなくて、どういう仕組みがないから、こういうことが起こってしまっているのか、と考える。それによって会社全体の能力が上がっていきます。責任感を持つというのは、一見自己啓発的ですけれども、そうではなくて、会社の成長にとって非常に大切なことであると思います。

 

経営者の資質3. コミュニケーション

3つ目はコミュニケーションです。コミュニケーションは話すコミュニケーションと書くコミュニケーションがあります。そしてロジカルなコミュニケーションとインスピレーショナルなコミュニケーションがあります。社長は、この4つのコミュニケーションをバランス良く鍛えるのがいいということです。

話す、書くは分かりやすいと思うのですが、ロジカルとインスピレーショナルというのは、私の師匠のマイケル・ガーバーさんが言っている話で、ロジカルなコミュニケーションというのは、例えば会社の計画を説明する、会社の戦略を説明することです。「これこれこうなって、こういうロジックでこうなります」という、ロジカルのコミュニケーションです。インスピレーショナルというのは、もう少し漠然と話をするときです。会社のビジョン、会社の理念を語るときのコミュニケーション能力でね。社長はこの両方が必要だし、特にインスピレーショナルなコミュニケーションの力が大切です。

ストーリーで語る

これを鍛えるにはどうしたらいいのか、それはストーリーで語る習慣をつけるといいのかなと思うんですね。ストーリーで語ると、その人の話の内容が、その人に入り込みやすくなるんですね。

同じような意味合いで比喩表現もいいと思います。例えば「こういうことだよ」という比喩で話す、この能力も非常に役に立ちます。

ストーリーで語る能力を身につけるには、どうすればいいのかと言うと、やはりこれも勉強するしかなくて、ストーリーを読んだり、もしくは見る。自分がインスピレーショナルなストーリーを受け入れることがないと、そういう話はできないというわけです。何か有名なストーリー、心に響くストーリーを読んだり、映画で見る習慣を身につけるといいと思います。オススメなのは、偉人の伝記です。起業家の伝記でもいいですし、何か偉大なことを成し遂げたい人の伝記は、まさにストーリーなので、自分の中のストックをためておくということが大切かなと思います。

 

経営者の資質4. 学びへの意欲

4つ目、学びへの意欲です。いろんな学びがあると思うのですが、社長としての学びです。これは原理原則を学ぶということです。細かいテクニックのことではなくて、人としての原理原則とか、経営の原理原則をちゃんと学ぶということです。

コーチやメンターを付ける

これを身につけるには、どうしたらいいのかと言うと、これも先ほど出てきましたが、コーチとかメンターをつけて、学びの環境をつくるということです。コーチとかメンターをつけると、強制的に学ばざるを得ない環境になるわけです。その力を使って学びの習慣をつけていきます。

 

読書の習慣

そして読書です。読書の習慣を身につけるということです。できる社長は大体、読書好きですよね。昔、まだ私が会社員のときに、同世代で起業している人が何人かいたんですね。その中に結構成功している人がいて、彼の特徴は読書しないということだったんです。読書をしないのに成功しているというのが彼のブランディングだったんですけど、正直、今は見る影もないぐらい進化していないです。若い頃は持って生まれた才能みたいなものがあって、それで成功できたんですね。センスが良くて。ただ、やはり30歳を超えてくると、それだけでは駄目で、蓄積が大切になってくるので、他の人から彼は追い抜かれていったんだと思うんですね。読書していなかったので、学びへの意欲がなかったんだなと、今となっては思います。

 

経営者の資質5.組織化(チームワーク)

5つ目、組織化(チームワーク)です。これは自分で全てをやらないという、決意を持つということですね。もう大きな組織を持っている社長は、もちろんご存じだと思うのですが、そうじゃない人は、やはりどうしても全部自分でやりがちな社長が多いので、人に力を借りるということです。これは私自身も結構苦労した部分ではあるのですが、今はチームワーク、組織化の力を理解しているので、全て自分でやらないことに楽しみを覚えています。

強みを活かす

やはり人それぞれ強みはありまして、特性があるので、その人たちをうまく生かす。そしてチーム全体としてパフォーマンスを上げていくということです。このスキルは結構大切かなと思います。

 

経営者の資質6.システム志向

6つ目、システム志向です。これはまさに私たちが日ごろお伝えしている仕組化のお話なのですが、ようは人依存の経営の仕方から、仕組み依存の経営に変えていくということです。会社を成長させていくためには、どこかでこの段階を経ないといけないです。ですから、成功している会社は、必ず仕組み依存で運営されています。

これを身につけるには、ミスや失敗は仕組みを変えることで解決するということです。先ほどもお話ししましたが、ミスが起こったりとか、うまくいかないことがあったときに、人を責めるのではなくて、会社の仕組みを変えることで解決するということです。そうすると同じミスが起こらなくなります。人を変えようと思っても、人は何度も同じミスを犯すんですよね。でも仕組みをいったん変えてしまえば、同じミスは起こらないので、そのようにやっていこうということです。

 

経営者の資質7.集中

7番目、集中です。一度にひとつのことに取り組むということです。これは言うまでもないですね。ここで大切なのは、集中するために何が必要かということなのですが、One Dream One Visionの法則というのがあります。これもマイケル・ガーバーさんから学んだことなんですけれども、起業家はひとつの夢しか追求してはいけないということなんですね。こういう夢があって、それに向けて自社のビジョンはこうである、この夢に対してこのビジョンという、一対の関係ですね。1つの夢で1つのビジョン、これを追求する。

この前提があった上で、日々の仕事に集中できるんですね。だけどやりたいことが、あっちもこっちもいっぱいあると、日々の仕事も集中できなくなるんですよね。そうではなくて、長期的な夢はここにある、ビジョンはここにあるというのを、決めることで集中力が高まるかどうかは決まってきます。

 

経営者の資質8.感謝

8番目は感謝です。感謝と言うと、自己啓発的に聞こえると思います。私も言葉では分かったんだけど、そこまで大切かな?というのがあって、なかなか受け入れることはしなかったんですけど、最近ようやく、なぜこれが大切かがロジカルに分かってきたんですね。

今あるものに感謝することで、それを活用し、より多くの物を受け取ることができるということです。感謝というのは、今の自分の置かれている環境に感謝する、今持っているものに感謝するということです。感謝できない人は、それをおろそかにするわけですね。そうすると本当は自分の持っている能力とか、自分の周りやすぐ目の前に活用できるものがあるのに、それに気付かないということなのです。そうすると貴重な機会を見逃してしまうのです。

隠れた資産を活用する

目の前のあることに感謝できる人というのは、それを活用することができるんだということに、私も最近気付いたんですね。その典型例が隠れた資産を発見するということです。この資産はもちろんお金だけじゃなくて、自分の持っている知識や経験、あと人脈、社員の人など、本当は資産なんだけど自分がまだ見きれていないというか、視界に入っていないというか、視界に入っているんだけれども、それが大切なものとして見えていないというものです。感謝をすることで、隠れた資産が発見できるようになるんですね。

そうすると新しいことを追い求めるのではなくて、今あるものを活用して新しい商品がつくれたり、新しいサービスがつくれたり、新しい売り上げが立てることができます。したがって、感謝するというのは、ビジネスの中で非常に大切かなと思うのです。

 

日誌を書く

感謝をするには、日誌がお勧めです。日誌の書き方は、いろいろあるのですが、今日あった出来事を書くとか、あとは今日あった良かったこと、感謝すべきことを書きます。それによって隠れた資産を発見できます。ぜひ、試してみるといいのではないでしょうか。

 

経営者の資質9.楽観主義

9番目は楽観主義です。これも経営者には非常に大切な資質かなと思うのですね。幸い私は元から比較的楽観主義なんです。これは誰かが言っていたのですが、その道のプロというのは、その分野において他の誰よりも失敗を繰り返した人だという話があったんですね。失敗を繰り返したことで、その分野において、あらゆる失敗のパターンを知っている。そうすると失敗しないようにすることができるわけです。

皆さんご存じのスティーブ・ジョブズ。彼はiPhoneやiMacを出して非常に成功した人物だと思われていますけれども、実はその陰には結構失敗しているプロジェクトもあるんですよね。初代Macintoshは成功しましたが、その陰で、その後に彼がつくった会社は、実は惨めに失敗しているんですよね。でも彼はたぶん、楽観主義だったんでしょうね。その失敗を糧にしてアップルに戻ってきて、また幾つかのプロジェクトで成功させて有名になったきました。失敗しても、それをレッスン料だと思うということが大切ですね。

負の状態にチャンスを探す

負の状態には常にチャンスありということなのですが、コロナ禍があってから、結構負の状態だなと感じている人が多いと思うのですが、一方で負の状態のときというのは、常にチャンスがあるので、そこに何かチャンスはないかなと発見していくことが大切かなと思思います。

 

経営者の資質10.社交性

10番目は社交性です。人から好かれた方がビジネスはやりやすいという当たり前の話です。でも社交性がない人は結構いるんですよ。昔ビル・ゲイツには社交性はないと言われていたり、実は私もそんなに社交するのが好きではありません。

そういう人は、社交的な人を探して、その人をビジネスパートナーにする、そして社外活動はその人にやってもらうというのがいいと思うのですよね。私はこれに気付いてから、そ自分と正反対の人と組むようにしています。自分はあまり社交的な方ではないので、社交的な人と組んで、その人たちの力を使ってネットワークを広げていく、そういうやり方をとっていくことで、いろんな人の力を使うことができます。

 

経営者の資質11.サポーター

11番目はサポーターです。自分がなくてはならない存在になってはいけないということです。余人をもって替えがたいという言葉がありますよね。この言葉は会社員にとっては、いいんですよね。会社員のときに「この人じゃないとできない仕事があるよね」と言われるのは、非常にいいことで、当然ながら給与も高まるし、地位も上がってくるわけです。これが社長業をやっている場合には、実は逆なのです。余人もって替えがたい存在になってはいけません。会社員のときから180度考え方を変えないといけません。

なぜ社長が「なくてはならない存在」になってはいけないのかと言うと、社長が倒れたら会社がつぶれるからですよね。ほとんどの中小企業はそうなっていると思うのですが、社長のめちゃくちゃ依存し過ぎているので、その人がいなくなったら会社が回らないわけです。そうすると社長はずっと忙しいままで、いくら社員が増えても全く楽にならないということになります。なので社長はいかに会社の中で自分の存在感を消していくのかということが大切かなと思うのです。

社員の仕事を楽にする

そのためにサポーターになっていく考え方が大切です。社長の仕事は社員の仕事を楽にすること、これは私がいつも引用しているという話なのですが、社長は、社員の仕事を楽にしてあげる仕組み、体制、戦略を作るが社長の仕事であるということです。

 

社員の仕事を奪わない

そして、社員の仕事を奪わないということです。何か社員に任せたけれども、結局自分でやってしまう社長が結構多いのですが、そうするとサポーターになれないので、任せたことはちゃんと任せて、最後までやってもらうということです。サポーターに徹することで社員が成長していって、社長が余人もって替えがたい存在にならなくなっていくと、こういうことですね。

もちろん社長が完全に会社から手離れするというのは難しいし、そうするべきではないと思うのです。社長は社長としての仕事がありますので、社長が現場の中で替えがたい存在になってはいけないという話です。この点だけちょっと勘違いしないでいただきたいです。

 

経営者の資質12.挑戦

12番目は挑戦です。経営で一番怖いのは、安心領域での停滞です。起業家の人は、大体最初はすごく挑戦意欲があって、こういうことやるとなるのですが、だんだんお客さんがついてきて、社員が増えてきて、何となく会社が回るようになってくると、その領域に安心してしまいがちです。そのままやっていれば、ある程度売り上げが上がるし、利益が立つし、自分の生活も保たれるので、このままやっていけばいい、となります。

しかし、創業時の挑戦するスピリットをなくした瞬間から停滞が始まります。自分たちは同じレベルでずっとやっていくんだけど、世の中は進化しますからね。なので進化していないということは、停滞しているということなのです。そういう意味で、常に挑戦していかないといけないということですね。

毎週これまでやったことのないことをやる

これを身につけていくのは結構大変で、自分自身が挑戦する心を失っていることに気付くのが難しいわけですよね。そのためにひとつの習慣をご紹介すると、これまでやったことのないことを毎週行うということです。これは私の師匠の一人であるロビン・シャーマさんが言っているのですが、毎週何でもいいので今までやったことがないことをやれと、新しいと運動でもいいし、何か新しい人と話すでもいいし、ブログを書くでもいいし、ユーチューブをやるでもいいし、新しい本を読むでもいいのですが、やったことがないことに慣れろということですね。これは結構オススメで、私も常に意識しています。

 

人生の振り返り

人生の振り返り、これは特に起業当時のことを思い出すということです。私も定期的にやっているのですが、当時はこういうことを恐れずにやっていたな、と振り返りをします。そうすると、いかに自分が今停滞しているか、新しいことに挑戦していないか、ということに気付くこともあると思いますので、振り返りの習慣が、大切かなと思います。

 

経営者の資質を身に付けるには

以上、経営者の12個ご紹介しました。もちろんこれだけではないかもしれませんし、これは自分にはいらないかなと思うものもあるかもしれませんが、チェック項目としてぜひ、参考にしてください。

なお、本サイト、仕組み経営では、会社の仕組みづくりを通じて、経営者の資質を身に付ける、さらに伸ばすお手伝いをしています。詳しくは以下からぜひご覧ください。

▶社長依存から脱却、仕組みで成長する会社へ

 

 

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