本日のテーマは、”究極的な2つの悩み”です。
私たちが、仕組み経営を普及させようと思っている理由、
それは、仕組み化が経営者の【究極的な2つの悩み】を解決するからです。
その悩みとは、
・いまの会社を将来どうしていくか?
・自分は将来どう生きていくか?
です。
上記の2つの悩みの解決は、会社を売却する際の相場を大きく増加させることに非常に関係しているのです。
今回は、我々が提供する「仕組み経営」がどのように経営者の悩みを解決し、会社の売却価値を高めるのかを説明します。
経営者の究極の悩み①
先ほど申し上げたように、経営者の悩みの一つは「今の会社をどうしていくか」です。
そして、これはいつもお伝えしているのですが、経営者、特に創業社長にとって、絶対に逃げられない事実は、
いつか自分が創業した会社を離れる時が来る
ということです。
高齢による廃業、事業承継、会長職への勇退、事業売却、病気/死亡など、理由は、いつか会社を離れるときが来るのが事実です。
現役の経営者にとって、最後にして最大の大仕事は、そのときに向けた準備をする、ということです。
その準備が出来なければ、自主廃業ということになり、顧客、社員、関係各社への義務を果たせなくなりますし、
更にはこれまで共に会社をやってきた従業員を路頭に迷わせることになりかねません。
つまり、「今の会社をどうしていくか」という疑問の答えは、「自分が会社を離れる時の準備を行う」ことなのです。
そして、経営者が会社を離れる時に向けて出来る【準備】とは、
会社を仕組み化することに他なりません。
仕組み化で会社売却の相場が7倍に
たとえば、会社を売却しようと思った場合、会社が仕組み化されていなければ、つまり経営者不在で成長するような会社になっていなければ、売却してもその値段は二束三文にしかなりません。
これはいくつかデータがありますが、
私たちが定義するところの【仕組み化レベル2:事務作業が仕組み化されている】状態、つまり業務を外注化したり、スタッフを雇ったりして、事務作業から手を放すことが出来る状態です。
この場合、あなたの会社を売却しようと思ったとき、その価格は”1年分の営業利益とほぼ同じ”という試算があります。
つまり、会社の営業利益が年間2000万円だったとすると、あなたが会社の株式を全部手放し、第三者に売却した場合、あなたに残るのは2000万円ということになります。
世の中の多額のM&Aニュースを聞いている人からすると、”そんなに安いの?”と思われるかも知れませんが、中小・スモールビジネスの場合、これが実態です。
一方、【仕組み化レベル4:戦略的な仕事が仕組み化されている】状態、つまり経営者は基本的に会社にいかなくても大丈夫な状態です。
この場合に、あなたが会社を売却しようと思ったとき、その価格は”ほぼ1年分の営業利益の7倍”という試算があります。
同じく営業利益が年間2000万円だったとすると、あなたに残るのは1億4000万円ということになります。
同じ会社を経営していても、仕組み化されているかどうかで値段が7倍にもなるのです。
仕組み化できているかどうかで、その後の経営者の人生も大きく変わりますね。
会社の売却価値が上がる理由
会社の売却価値が仕組み化で上がるのは、社長が現場で日常業務を担当していないことに大きく関係しています。
というのも、中小企業やスモールビジネスの市場価値評価にはアセットや利益以外に、経営者のSDE(Seller’s Discretionary Earnings)が大切な指標になるためです。
SDEとは自由裁量所得のことで、社長の給与や社長が自由に使った会社のお金を指します。
例えば、社長が毎年20万円の社員旅行を会社の利益から計画していたら、その20万円分は企業の価値として加算されます。
なぜなら、買収後に新しい経営者が社員旅行を廃止した場合は、その20万円分が会社の支出ではなくて収入分に変わるためです。
同じことが社長の給与にも当てはまります。
社長の給与は経費ではなく利益から捻出されるため、評価の際には社長の給与分が価値として加算されます。
しかし、もし社長が社員と同じように日々の業務に従事していた場合は、その給与分は価値として支出としてマイナスされます。
というのも、たとえ経営者が変わったとしても元社長の仕事を担ってくれる人材を雇わなくてはいけなくなるので、将来的に費用となるためです。
こういう訳で、企業価値を高めるのには社長が現場におらず、日々の業務が社長なしで行われていることがとても重要になるのです。
会社継承でも仕組み化は強みに
売却ではなく、家族承継、社員承継の場合でも同じです。
仕組み化されていなければ、譲られた側も大変です。
なにしろ、あなたにしかわからないことや出来ないことがたくさんあるわけです。
あなたも引退しようと思ってたのに、いつまでたっても離れられない、という状況になります。
・いまの会社を将来どうしていくか?
を考えた時、売却、承継、いずれの選択肢を取るにしても、仕組み化が必須なのです。
経営者の究極の悩み②
経営者の究極の悩みのもう一つは、自分は将来どう生きていくか?ということです。
この悩みも、実は仕組み経営の考え方で解決します。
というのも、仕組み経営の最も原則的な考え方の一つは、
”経営者の人生計画を実現するように事業を創ること”
だからです。
事業とは、それにかかわる人(経営者含む)の人生を豊かにするためのものであり、
経営することで経営者の人生が疲労してしまっては意味がありません。
ですので、仕組み経営では、まず、
・自分は将来どう生きていくか?
を明確化していきます。
自分は将来、こうありたい、こうなりたい、というビジョンに向けて、
会社をいつまでにどういう状況にするか?
というビジョンを立てます。
仕組み化はそのための手段です。
仕組み経営はすべての経営者がいずれ直面する、大きな二つの問題を解決するために設計しています。
ぜひ長い目でお付き合いいただければ、あなたのビジネス、人生両方にとって良い影響が出るはずです。
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