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コアバリューとは?

ここでは理念体系のひとつ、コアバリューについて解説します。

コアバリューとは?

コアバリューとは、組織の核となる価値観です。

以下、「仕組み経営」のテキストからの引用です。

強力な会社の価値観(コアバリュー)は、創業者の心から生まれ、組織へと浸透していく。コア・バリュー(中心的な価値観)とは、組織の本質を突き、決して変わることのない信条や価値観を指す。組織の「魂」とでもいうべきものであり、市場の状況や、競争要因や、流行りの経営手法などに関係なく、自らが「これ」と信じるものを定義し、会社の全員で共有し、それに徹底的にこだわる必要がある。

ザッポスのコアバリュー

「コアバリュー」という言葉の認知度が日本で広がったのは、「ザッポス」の書籍が登場してからでしょう。

この本の中で、ザッポスがコアバリューを軸に経営していることがわかり、一気に知名度が広がりました。ちなみにザッポスのコアバリューは以下のとおりです。

  • サービスを通して、WOW(驚嘆)を届けよ
  • 変化を受け容れ、その原動力となれ
  • 楽しさとちょっと変わったことをクリエイトせよ
  • 間違いを恐れず、創造的で、オープン・マインドであれ
  • 成長と学びを追求せよ
  • コミュニケーションを通して、オープンで正直な人間関係を構築せよ
  • チーム・家族精神を育てよ
  • 限りあるところからより大きな成果を生み出せ
  • 情熱と強い意志を持て
  • 謙虚であれ

コアバリューはなぜ重要なのか?

コアバリューはなぜ重要なのか?

その理由は次の通りです。

  1. 自己管理組織を創る

価値観が共有されているということは、余計なコミュニケーションコストが削減され、細かい指示もいらなくなるということ。また、価値観が明文化されていることで、会社の文化に合う人を採用できます。いわゆるカルチャーフィット採用です。この辺については後述します。

  1. 決め事の基準

コアバリューはあらゆる決め事の基準となります。つまり、これとあれ、どっちをやろうかな?と思ったときの全社員にとっての基準がコアバリューです。いってみれば、全社員(社長も含む)にとっての上司がコアバリューになるのです。

  1. 永続する文化を作る

ディズニーはウォルトディズニーがいなくなった後に、“ディズニーらしさ“を失いましたか?アップルは?ソニーは?ホンダは?世の中に優秀なリーダーが作った優れた組織はたくさんありますが、その大半は、彼らが組織を去ってしまうと平凡な組織になってしまいます。一方、本当に偉大なリーダーは、永続する文化を組織に残すため、彼らが去っても偉大な組織であり続けます。

コアバリューを導入する覚悟

コアバリューを定義している会社は日本でも増えていますが、本当の意味でコアバリューを軸にした経営を行うにはかなりの覚悟が必要です。

たとえば、

  • コアバリューに沿わないことであれば、どんなビジネスチャンスにもNOと言う覚悟。
  • コアバリューに合わない人であれば、どんなにスキルや能力が高い採用候補者でもNOと言う覚悟。

が必要です。

これらコアバリューをベースにした意思決定が、最終的に独自、かつ強い企業文化の構築に繋がります。

私たちのお客様の中にも、コアバリューを文書化する段階で、会社に合わない人があぶりだされていき、辞めていくパターンを数多く見てきました。

たしかにこれまで在籍していた社員が辞めてしまうのは寂しいことではありますが、人が辞めない会社を創るためには、一時的な人の離脱を受け入れなくてはいけません。コアバリューを軸に採用や評価を創っていくことによって、会社は一つのコミュニティになり、人が辞めにくい会社が出来てきます。経営者がそこまで耐えられるかどうか、覚悟が必要になります。

コアバリューは創るものではない

コアバリューは創るものではありません。発見するものです。

そもそも価値観というのは、人間が誰しも持っているものです。それはこれまで生きてきた歴史によって形作られます。経営者にも個人的な価値観があり、社員にもそれぞれ個人的な価値観があります。

それら各人が持つ価値観のうち、共通する部分が何かを文書化したものが、組織としてのコアバリューです。

ベンチャー企業とかだと、変わった言葉や尖った言葉を使いたがりますが、自分たちらしい働き方とは何か?という質問が大切であり、何もカッコつけて文言を作り出す必要はありません。他人から見た時に平凡な言葉であっても、自分たちが本当に納得できるものであればいいのです。

コアバリューと企業文化の繋がり

コアバリューは企業文化を形作る原点となります。その辺の話についてはこちらのスライドに記載しましたので、ご覧ください。

 

 

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