【動画】”色々作ったが機能していない”を避けるには?



お世話になります。
一般財団法人日本アントレプレナー学会の清水です。

これまでのメルマガで、拙著「仕組み化の経営術」の補足説明動画シリーズをアップしております。

今日は本目

「仕組み化戦略の立て方」

です。

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​【動画】”色々作ったが機能していない”を避けるには?&書き起こし

書き起こし

今回は「仕組み化の経営術」に関する内容の補足説明をお届けします。こちらのイラストは、仕組み化を進めるための全体像を示していますが、今日はその一番外側の部分を詳しく解説していきます。

まず、会社を仕組み化する手順について振り返ります。中心にあるのは「人生観」で、経営者がどのような人生を歩むのかを決めることから始まります。この人生観に基づいて、会社の理念を定めることが重要です。理念が決まると、それを実現するための具体的な目標や指標を設定します。さらに、理念の実現に向けて必要な組織を構築するための戦略が求められます。

今日はその外側に位置する大きく3つのプロセスについてお話しします。どの業態や規模の会社でも、基本的にはこの3つのプロセスで成り立っています。それは「価値提供プロセス」「サポートプロセス」「マネジメントプロセス」です。

1. 価値提供プロセス

これは、いわゆる現場の仕事に当たります。お客様に価値を提供するための事業の中核となるプロセスです。具体的には、マーケティングや集客、営業、商品開発などが含まれます。どの業種であっても、顧客に対して価値を提供する現場の仕事は存在します。

2. サポートプロセス

次に、サポートプロセスです。これは現場を支援する仕事で、経理、総務、人事などが該当します。会社が小さい場合でも、経理の仕事は必ず発生します。たとえ社長自身がその仕事を行っている場合でも、サポートプロセスは必須です。

3. マネジメントプロセス

最後にマネジメントプロセスです。これは会社全体を運営するためのプロセスで、経営チームの運営や経営計画の作成などが含まれます。規模や業態に関係なく、必ず存在します。たとえ1人で会社を運営していても、経営方針を考えることはマネジメントの一環です。

多くの会社では、これらの業務が誰かの頭の中で行われている場合が多いです。そのため、業務が名文化されていなかったり、流れが整備されていないことが一般的です。この状態は俗人化を引き起こし、特定の人がいないと業務が回らなくなるリスクがあります。そこで、仕組み化を進め、プロセスを明確化し、理念や目標に沿った形で行うことが求められます。

仕組み化のアプローチ

具体的にどうやってこの3つのプロセスを仕組み化するのかというと、大きく2つのアプローチがあります。

  1. 現状からのアプローチ:既存の業務を可視化し、分析して改善し、標準化する方法です。たとえば、経営会議の進め方を見直し、効果的な手法を文書化することなどがこれにあたります。
  2. 未来からのアプローチ:会社のビジョンや目標に基づき、実現に必要な仕組みを考え出す方法です。例えば、商品開発の仕組みが必要と感じても、忙しくて手がつけられない業務を洗い出すことがこのアプローチです。

この2つのアプローチを取り入れることで、会社は持続的に成長できる仕組みを構築できます。

今回は「仕組み化の経営術」における大枠の部分についてお話ししました。今日の内容を参考に、ぜひ仕組み化に取り組んでいただければと思います。それでは、以上です。



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