ビジネスの仕組み化に必要な”社長の考え方シフト”

[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]このサイト「仕組み経営」では、ビジネスを仕組み化するためのご支援をしています。そこで本記事では、ビジネス仕組み化の最初のステップともいえる”社長の考え方シフト”についてご紹介していきます。[/word_balloon]

 

ポッドキャストでも解説しています。

ビジネスの仕組み化とは何か?

ビジネスを仕組み化するというと、マニュアル化やルール作り、ツールを使った自動化等を思い浮かべる人が多いかもしれませんね。たしかにこれらも仕組み化を行っていくために必要な要素でもあります。しかし、そのような各論に入る前に、まずは正しい考え方を持つことが大切です。

多くの人は、ビジネスを仕組み化して利益が上がるようになれば、自分の人生が変わると信じています。しかし、実際には逆で、自分が考え方を変えなければ、ビジネスは変わることがありません。

まず、仕組み化と言っても人それぞれ連想する意味合いが違いますので、仕組み経営でいうところの仕組みとは何かをご紹介しておきます。

仕組み経営では、仕組み化=自社独自の再現性のある仕事のやり方、と定義しています。ただ、これだとちょっとわかりにくにので、もう少しわかりやすく言うと、以下の3つで説明できます。

仕組み化≒属人性の排除

まず、仕組み化とはビジネスにおける属人性の排除と言えます。ビジネスにおける属人性とは、その人しかできない仕事が多い、ということです。その人しかできない仕事が多ければ多いほど、ビジネスは成長しにくくなります。仕組み化とは属人性の排除をすることで、その人でなくてもできる仕事を増やしていくことと言えます。

属人化は是か非か?仕事の属人性の解消&排除方法とは?

 

仕組み化≒良い習慣作り

生活の中で、良い習慣作りをすれば、自然と良い結果が出るようになりますね。たとえば、運動の習慣作りをすれば自然と健康になりますし、歯磨きの習慣を身に付ければ歯を白く保ったり、虫歯にならなかったりと、自然と良い結果が出ます。ビジネスの仕組み化もこれと同じと考えることができます。ビジネスの中で、良い習慣を創っていくことで、自然とうまく行くビジネスができるようになります。

 

仕組み化≒成功の複製

仕組みを作って属人性を排除することができれば、成功の複製ができるようになります。たとえば、社長自身が行っているうまく行っている営業のやり方を複製可能にすることで、ほかの営業マンも同じように売れるようになります。

 

仕組み化の定義などについては以下に記事でより詳しく説明していますので、合わせてご活用ください。

仕組み化とは?計画から作り方までを解説。

 

では次に、ビジネスの仕組み化に必要な考え方を6つご紹介していきましょう。

 

ビジネスの仕組み化に必要な考え方①手に職をつけても成功できない

大半の起業家や経営者は、同様の間違いをしています。その間違いとは、

職人としての仕事、家を建てたり、髪を切ったり、弁護士の仕事をしたり、料理を作ったりする技能があれば、その分野のビジネスを成功させることが出来る

というものです。

このように、職人的なスキルを身に付けて開業、独立しようとする人は、成功する会社を構築する方法を知りません。これが原因で多くの会社が5年以内に失敗してしまいます。

職人的な仕事を上手くこなすことと、うまく行くビジネスを構築することは完全に異なるのです。

この事実を知らないために、多くの”手に職社長”は以下のような結果になってしまいます。

  • 自分の会社を始めたいという衝動に駆られた大工は、工務店を作り独立する。そして、ひたすら仕事に追われることになる。
  • 独立しなければならないと思い込んでいる美容師は、美容院を開く。そして、ひたすら仕事に追われることになる。
  • 自分の事務所を開かなければならないと思い始めた弁護士は、法律事務所を開く。そして、ひたすら仕事に追われることになる。

もちろん、手に職をつけ、独立できるくらいになれば、初期の段階では顧客が付き、繁盛するでしょう。しかし、自分の体力と時間の限界を超えて成長しようと思ったら、自分の専門分野を磨くだけではなく、経営者としての仕事に取り組む必要があるのです。

 

ビジネスの仕組み化に必要な考え方②職人から起業家へ

手に職をつけると、「よし、もう独立してやっていける。独立したほうがお金も儲かるし、自由も手に入る」と思い込む人がいます。このような人を”起業熱にうなされた職人”と呼んでいます。彼らは、自分の才能、スキル、興味に合わせてビジネスを立ち上げます。しかし、「独立した」とはいいながらも、彼らは生活のためにすべての時間とエネルギーを注ぎ込むことになります。結果として残るのは、投資した時間と比べてわずかばかりの資産と「自立している」という自負だけなのです。

本来、「起業家」とは、自分を拘束しないビジネスをつくり、財務的にも、精神的にも豊かな資産を築きます。本当の起業家によって構築されたビジネスは、彼ら自身ではなく、プロの経営者の手で経営されており、起業家がいなくても収益を生み出す仕組み化がされています。

職人は自分がビジネスのために働きます。一方の起業家は自分のために働くビジネスを作ります。起業家は、スターバックスやウォルマート、グーグルのような企業を作る一方、職人は、小さな町のクリーニング店、どこにでもあるレストラン、ライバルの多い治療院を開きます。

たとえばウォルマートを築いたサム・ウォルトンは、当初はずいぶんと大きなリスクを取ったようにも見えますが、最終的には誰もが知っている世界最大のビジネスと数十億ドルの遺産を遺しました。どこにでもあるレストランを開いたシェフは、オープンからずいぶんたっても、オープン当初と同じ仕事-料理を作り、給仕をし、収支を合わせる-をずっと続けています。

サム・ウォルトンは起業家であり、どこにでもあるレストランを開いたシェフは、手に職をつけて独立した多くの職人の一人でした。彼らは同じだけの時間を投入しましたが、投資効果には圧倒的な違いが生まれました。どちらが大きなリスクを取ったといえるでしょうか。

 

ビジネスの仕組み化に必要な考え方③ビジネスはマシーンではない

ビジネスの仕組み化したい方の中には、ビジネスから自動的に収益が上がるようにして、自分の生活を豊かにしたい、と思っている人が多いようです。これはビジネスと人生を完全に分けている考えかたと言えます。

これはこれで人生を豊かにする方法の一つと言えます。

ただし、もうひとつ、より有効な方法があります。ビジネスを単にお金を生み出すためのマシーンだと考えるのではなく、自分自身を表現するための手段だと考えることです。つまり、それをやること自体に満足感や充実感を覚えるようなビジネスを創ることです。

なぜ後者のほうが有効かというと、ビジネスなんて単にお金を生み出すマシーンに過ぎない、と社長が考えている会社に入りたいと思う人などいないからです。

優秀な人材であればあるほど、経営者がビジネスの中で自分の人生を表現している会社に惹かれます。たとえば、英ヴァージングループのリチャードブランソン氏は、自分の個人的な価値観や情熱をビジネスで表現しています。だからそれに共感する人達が集まるのです。パタゴニアを作ったイヴォンシュイナード氏の場合などにも同じことが言えます。

ビジネスをお金を生みだすマシーンと考えている会社では、仕組みを作ってもそこに魂が欠けています。仏作って魂入れず、というヤツです。だからマニュアルがあっても活用されなかったり、顧客から支持されるようなブランドが作れないのです。

 

ビジネスの仕組み化に必要な考え方④戦略的仕事に取り組む

ビジネスを成長させ、ビジョンを現実にするには、戦略的な仕事に集中しなくてはいけません。戦略的な仕事とは、ビジネスを現状維持させるための仕事ではなく、変革するための仕事のことを指しています。戦略的な仕事を行うことで、”目の前のことをやり続けるだけ”という状況から抜け出すことができます。したがって、戦略的な仕事とは何か?そして、それを行う方法を知ることは、社長にとって欠かせないものといえます。

しかし、同時に、戦略的な仕事に意識を向けるのは難しいものです。なぜならば、時間制限があるからです。まとめるべき取引がたくさんあり、管理する社員がおり、対応すべき顧客がいて、緊急事態が毎日のように起こっています。こういった状況において、戦略的な仕事を1日1時間とることすらできない社長が多いのです。

もうひとつ、戦略的仕事に取り組めない理由があります。それは、”職人的な仕事への中毒性”です。ビジネスがある程度仕組み化され、多少の自由時間が出来ると、長年染み付いた、職人的な仕事への中毒性に負けてしまい、ついつい慣れ親しんだ目の前の仕事に手を出してしまうのです。”目の前の仕事をこなしていないと、仕事をした気にならない”というわけです。

本来は、自由を求めて仕組み化をしたはずなのに、自由になったことが原因で職人仕事に戻ってしまう、という本末転倒なことが起こります。

そうならないためには、戦略的な仕事に取り組むことが、社長の最も大きな責任だということを理解する必要があるでしょう。1日最低1時間でもいいので、起業家としての仕事に取り組む時間を取ることにしましょう。

 

ビジネスの仕組み化に必要な考え方⑤1万倍のビジョン

会社を成長させていくために、どんな仕組みが必要かを考えるのに有効な質問があります。それは、

どうすれば今のビジネスを1万倍にできるだろうか?

という質問です。

私の師匠でもあるマイケルE.ガーバー氏は、”ビジネスは正しく創られれば1万倍に成長できる”と言っています。

1万倍に成長するとなると、仕事が社長自身に依存している状態ではとても不可能です。では、どのような仕組みが必要なのか?と発想を広げることができます。

”ちょっと待った、1万倍にするなんて大変だからやりたくないよ”

と思うかもしれませんね。しかし、同じくマイケルE.ガーバー氏によれば、本来自分がやるべき仕事をしているのであれば、成長を目指すのは自然の選択と言えます。以下に彼の言葉を引用させていただきます。

この世に飲料水が限られた量しかないとしよう。しかし、あなたは飲めない水を飲めるようにする方法を見つけた。あなたはその方法を秘密にしておくか?それともみんなに教えてあげるだろうか?もちろん、みんなに教えるだろう。教えてあげたときのみんなの喜びとあなたに対する感謝は、かつてあなたが経験したことのないものになる。人々はあなたのところに列を成し、あなた一人では対処できなくなる。すべてのビジネスに同じことが言える。

会社を大きくはしたくない、自分が生活できれば良い、という人は、飲み水を作る方法を見つけて、それを自分で飲んでいるだけである。彼らの人生はそれ以上豊かなものにはならない。

ここにあるように、起業家の仕事とは、飲み水を見つけ、それを世界に広げる仕組みを作ることです。もし、あなたが本当に顧客の役に立つ商品やサービスを提供しているという自負があるならば、なるべく多くの人に提供したいと思うはずです。それを実現するのが仕組み化なのです。

もしあなたが世の中の問題に気が付いて起業するならば、もしあなたが既存のサービスや商品で満たされていない人達がいることに気が付いて起業するならば、もしあなたのお客さんがあなたの商品やサービスに喜んでくれているならば、見知らぬ場所で、見知らぬ人が、あなたのことを待っていると思うのならば、あなたが四六時中考えていなくてはならない質問は次のとおりです。

  • どうすれば、いま提供していることを、2倍でもなく、3倍でもなく、100倍、1000倍、1万倍の人に届けることが出来るだろうか?
  • 1万倍にするために、何をしなければならないだろうか?
  • 会社のすべての活動が1万回、同じように繰り返されるにはどうしたら良いだろうか?
  • あなたと同じ経験、能力を持っていない人たちによって、1万倍の成果を出すにはどうしたら良いだろうか?
  • 1万倍を妨げているものは何だろうか?
  • 自分が関わっている仕事、業界、世界で、最も大きな機会は何だろうか?
  • 人々が最も問題としていることは何だろうか?

このような質問を投げかけることで、職人ではなく、起業家として考え始めることができます。

 

ビジネスの仕組み化に必要な考え方⑥仕組み化が出来た、というのは嘘

ビジネスを仕組み化すれば自分は楽になる、と考えている人は、仕組み化というのがいつか終わると思っているようです。しかし、それは事実ではありません。仕組み化とは絶え間なく続くプロセスです。

外からみれば高度に仕組み化されているような会社を見てみましょう。たとえば、ディズニーランドの運営、たとえば、リッツカールトンホテルのホスピタリティ、たとえば、トヨタの生産工程などです。彼らは日々何をしているのでしょうか?

それは仕組みの改善なのです。

彼らのような卓越したビジネスでは、卓越さを追及し続けるために仕組みを常に改善し続けないといけないことを知っています。

つまり、仕組み化が完了した、なんてことはないのです。仕組み化はオンオフのスイッチのように、仕組み化できていない、出来ているの2択ではないのです。社長は、社内の業務すべってについて、”それをどうやってもっとうまくやるか?”を常に自問しなければなりません。

ここで登場する大切な考え方が、「ビジネス開発サイクル」と呼ぶものです。これは「創る(探求する)」、「記録する」、「改善する」で成り立っています。

「創る(探求する)」とは、何かをもっとうまくやる方法を探すことです。もっとうまい営業の仕方、もっとうまい製造の仕方、もっとうまい顧客サービスの仕方等々。「記録する」は、うまくいった方法をマニュアルなど形式的な形にして社内で共有することです。「改善する」は必要な指標を計測し、改善することです。営業だったら成約率かもしれませんし、顧客サービスであれば顧客満足度かもしれません。

このサイクルには終わりはありません。仕組み化するだけではなく、仕組みを継続的に改善する仕組みが必要です。

 

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以上、ビジネスの仕組み化について基本的な考え方をご紹介しました。より具体的な仕組み化の方法などついては、以下の仕組み経営マスタークラスで解説していますので、ぜひ無料登録してみてください。

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