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職人型ビジネスと起業家型ビジネスの違い

「はじめの一歩を踏み出そう」の中で、最も重要なポイント、“起業家の視点”についてご紹介していきます。

何事も見方や視点によって、行動が変わります。起業家の視点によって、大半の中小・スモールビジネス経営者が考えているのとは、まったく異なる視点でビジネスを捉え、飛躍的に成長させる道筋を示します。

 

致命的な仮説

まず「致命的な仮説」です。

これは、「事業の中心となる能力があれば、そのビジネスを成功させることが出来る」という誤った思い込みのことを指しています。

多くの中小・スモールビジネス経営者、または起業志望者は、職人的な能力さえ身に付ければ、独立してうまくやっていける、と考えています。しかし、その能力と会社を経営する能力は全く別物なのです。そのことに気が付かないために大半の中小・スモールビジネスは失敗に終わります。

特に日本では、「手に職をつければ安心」、「地道に努力すればいつか報われる」という風潮があります。

これらの言葉には真実もあるかも知れません。しかし、経営者にとっては致命的な仮説を生みやすい言葉でもあるのです。

大半の中小・スモールビジネス経営者にとって重要なのは、これ以上、職人的な仕事を増やすことではなく、経営者の能力を身に付け、経営の仕事をすることなのです。

 

3つの人格と成長ステージ

次に「3つの人格と成長ステージ」のお話です。

あらゆる経営者は、その内に3つの人格を併せ持っています。

ここで重要なのは、3つの人格が存在することを認識し、事業の成長ステージによって使い分けることです。

そして、3つの成長ステージは次のとおりです。

 

成長ステージによって、以下のように経営者の仕事の割合を変えていかなければ、トラブルが起き続け、ジリ貧の経営になっていきます。

 

事業のパッケージ化

次に「事業のパッケージ化」という視点です。

これは、

「商品」の代わりに「事業」を売れるようにする。

ということです。

大半の中小・スモールビジネス経営者は、商品を売ることだけに必死になっています。しかし、成功する起業家は、“ぜひあなたのビジネスを売ってほしい”と思われるようなビジネスを創ることに焦点を当てています。

この二つの考えは、180度異なるものであり、経営者が手にする結果も桁違いになります。商品を売って得られる利益はせいぜい数百万円ですが、事業を売れれば、オーナーには数億円~数十億円の利益がもたらされます。

事業のパッケージ化のコンセプトを使って大成功したのが、マクドナルドのフランチャイズ創業者レイクロックです。

レイクロックは、マクドナルドで「ハンバーガー」を消費者売っていたわけではありません。

低コストで運営でき、利益が出るマクドナルドという「ハンバーガービジネス」をフランチャイジーに売っていたのです。

商品ではなく事業を売れるようにしたことこそ、彼が大成功した秘訣なのです。

 

職人型ビジネスと起業家型ビジネス

次に、“職人型ビジネスと起業家型ビジネス“についてです。これは大半の中小・スモールビジネス経営者にとっての大きなパラダイムシフト(思考の転換)です。

職人型ビジネスでは、ビジネスが「個人裁量」をもとに運営されています。その結果、次のようなことが起こります。

  • 経営者が現場から離れられず、成長しない
  • 仕事が個人裁量に依存しているため、人が辞めたり、異動したりするとトラブルが起こる
  • “出来る人” に依存し、業績にバラつきがある
  • 役割分担があいまいで、コミュニケーションミスや人間関係のトラブルが起こりがち

などなど、他にも職人型ビジネスであることによって、多大な悪影響が生じています。

一方、起業家型ビジネスでは、ビジネスが「仕組み」を基に運営されているために、次のようなことが可能になります。

  • 経営者が現場から離れられ、長期的なビジョンや戦略を立てることが出来る
  • 経営者が交代しても経営できるので事業承継やM&Aがスムースに行く
  • 生産性が高まり利益率向上、競争力が強化される
  • “人の問題“が大幅に軽減される
  • 普通の社員が非凡な結果を出すことが出来る

などなど、他にも起業家型ビジネスに変革することで、経営者の理想とする会社を創ることが出来ます。

このように両者は180度反対の考え方で運営されています。仕組み経営は、職人型ビジネスから起業家型ビジネスへと変革するための方法論なのです。

職人型ビジネスの典型例

ここでは職人型ビジネスに陥りがちな社長のパターンをご紹介します。

その1. “手に職“社長

いわゆる「手に職」をつけて独立した社長は職人型ビジネスに陥りがちです。税理士は税理士として、デザイナーはデザイナーとして、コンサルタントはコンサルタントとして独立します。

しかし、そのサービスを提供することが出来るのが会社の中で自分しか存在しないために、いつまでも自分が現場で働き続ける職人型ビジネスになってしまうのです。

その2. “ハブ型“社長

ハブ型社長はこだわりが強いために、業務に関するあらゆる意思決定が自分に集中しています。

そのため、リーダーや後継者が育たず、いつまでも仕事が自分に依存します。

いわゆる組織作りが出来ていないため、自分の代わりに経営できる人材がおらず、いざ事業承継を迎えた時には困難をきたします。

 

その3. “偽・委譲型“社長

“偽・委譲型”社長の口癖は、“ナンバー2に任せてるから、俺は何もやらなくていい”、“あいつがいるから俺は仕組み化できている”というものです。

これは“たまたま”社長の意向に合う人が社内にいる場合に良く起こりがちです。

実質、委譲しているのではなく、放任しているだけなので、最もトラブルに陥りやすい状態と言えます。

 

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