「なぜ、うちの社員は当事者意識が低いのだろう?」
「どうすれば、会社と社員が同じ方向を向いて進めるのだろう?」
多くの中小企業の経営者が、このような悩みを抱えています。日々の業務に追われる中で、経営陣と現場の社員との間には、見えない壁や温度差が生まれがちです。しかし、もし社員全員が自社の財務状況を理解し、自分の仕事が利益にどう繋がるかを把握していたら、会社はどう変わるでしょうか?
その答えの鍵を握るのが、今回ご紹介する「オープンブックマネジメント(Open Book Management, OBM)」です。
この記事では、オープンブックマネジメントの基本的な定義から、具体的なメリット・デメリット、導入を成功させるためのポイント、そして国内外の感動的な成功事例まで、網羅的に解説します。この記事を読み終える頃には、あなたの会社に「信頼」と「成長」をもたらすための、確かなヒントを得られるはずです。
※この記事で解説するオープンブックマネジメントは、「社長不在で成長する会社」を作るための仕組み化の全体像を構成する重要な要素の一つです。まずは全体像を把握したい方は、以下のページからご覧ください。
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1. オープンブックマネジメント(OBM)とは?
まずは、オープンブックマネジメントがどのような経営手法なのか、その核心に迫っていきましょう。
1.1. 定義と基本的な考え方
オープンブックマネジメントとは、その名の通り「帳簿(ブック)を開く(オープン)」、つまり企業の財務情報(損益計算書、貸借対照表など)や業績に関する重要指標を、経営陣だけでなく全従業員に公開し、共有する経営手法です。
ここで言う「ブック」とは、単なる本という意味ではありません。会計用語としての「帳簿」を指します。この帳簿を社員に開示することで、経営の透明性を極限まで高めるのが、この手法の出発点です。
しかし、重要なのは、単に数字を見せるだけでは意味がないということです。オープンブックマネジメントの本質は、共有された情報を基に、従業員がビジネスの仕組みを理解し、経営的な視点を持って自律的に行動できるようになることにあります。そのために、情報公開とセットで「財務リテラシー教育」を行うことが不可欠です。
従業員一人ひとりが「自分の仕事が、会社のどの数字に、どのように影響するのか」を理解し、会社全体の利益向上を「自分ごと」として捉える。これにより、全員参加型の経営を実現するのが、オープンブックマネジメントの基本的な考え方です。
1.2. 注目される背景と目的
なぜ今、このオープンブックマネジメントが注目されているのでしょうか。その背景には、現代のビジネス環境の激しい変化と、従来の組織が抱える根深い課題があります。
信頼関係の欠如という病
組織がうまく機能しない最大の原因の一つは、経営陣と社員の間の「信頼関係の欠如」です。
信頼関係は、どのような時に失われるでしょうか?それは、社員が「経営陣は何かを隠している」と感じた時です。たとえ実際に隠し事がなくても、社員がそう疑念を抱いた瞬間に、信頼は崩れ去ります。
この状況は、近年の社会情勢にも似ています。例えば、パンデミックの際の政府や自治体の対応を思い出してみてください。多くの人々が「何か本当のことを隠しているのではないか」「自分たちの都合で国民の生活を制限しているのではないか」という不信感を抱きました。事実がどうであれ、国民がそう感じたことで、信頼関係に亀裂が入ったのです。
会社も全く同じです。
「なぜ、今月は残業が規制されるんだ?」
「なぜ、あの部署にばかり投資するんだ?」
「会社の業績は本当に悪いのだろうか?」
情報が閉ざされた環境では、社員は疑心暗鬼になります。そして、会社の決定に対して協力的でなくなり、指示待ちになり、最悪の場合、優秀な人材から辞めていきます。
オープンブックマネジメントの最大の目的は、この「不信」という病を根治し、透明性を武器に強固な信頼関係を築くことにあります。経営の状況を、良い時も悪い時も包み隠さず共有することで、「自分たちは経営のパートナーとして扱われている」という意識が芽生え、組織に一体感が生まれるのです。
2. オープンブックマネジメントの絶大なメリット
オープンブックマネジメントを導入することで、企業は計り知れないほどのメリットを享受できます。それは単なる業績向上に留まらず、組織の文化そのものを変革する力を持っています。
2.1. 企業と社員の揺るぎない信頼関係の強化
前述の通り、最大のメリットは信頼関係の強化です。経営の根幹である財務情報を共有することは、経営陣から社員への「あなたたちを信頼している」という最も強いメッセージになります。
この信頼は、あらゆる企業活動の土台となります。どんなに優れた戦略を立てても、どんなに精緻な計画を練っても、実行する社員との間に信頼がなければ「絵に描いた餅」で終わってしまいます。オープンブックマネジメントによって築かれた信頼は、組織の実行力を飛躍的に高めるのです。
2.2. 社員の財務リテラシーが劇的に向上する
多くの経営者が驚くことですが、ほとんどの社員は「売上」と「利益」と「自分の給与」の区別がついていません。これは、彼らが不勉強なのではなく、会社が教えていないからです。
オープンブックマネジメントの提唱者の一人はこう言います。
「会社の大きな目的は利益を上げ続けること。一方でほとんどの会社は、利益の上げ方や、利益はどこから生まれているかを社員に教えていない。これは非常に不自然だ。」
これは真理です。利益の重要性を説きながら、その構造を教えないのは矛盾しています。
社員の不信感を芽生えさせた事例
私が以前関わっていた会社で、こんなことがありました。Webサイト制作を100万円弱で外部の会社に発注した際、同席していた若い社員がこう呟いたのです。「自分は月給20万円ちょっとで働いているのに、あの人はウェブサイトを作るだけであんなに貰えるなんてずるい」。
その時、私はハッとしました。彼は、発注額の100万円が、そのまま制作会社の社長の給料になると本気で思っていたのです。売上から経費が引かれ、残った利益から給与が支払われるという、ビジネスの初歩的な構造を理解していませんでした。
オープンブックマネジメントを導入し、財務に関する勉強会を定期的に開くことで、このような勘違いはなくなります。社員は、自分たちの給与がどこから支払われているのか、会社が利益を出すためにどれだけのコストがかかっているのかを学びます。その結果、無駄な経費に敏感になり、「どうすればもっと利益を出せるか」を自発的に考え始めるのです。
2.3. 社員の自主性と生産性が飛躍的に向上する
人は、自分の行動が結果にどう結びついているかが見えると、自然とそれを改善したくなる生き物です。これを心理学で「フィードバック効果」と呼びます。
オランダで行われた、ある有名な社会実験があります。
ある町を半分に分け、片方の地域の住宅では電気メーターを地下室の見えない場所に設置し、もう片方の地域では玄関先の見える場所に設置しました。結果、どうなったと思いますか?メーターが見える地域の方が、電気使用量が明らかに少なかったのです。
メーターが見える家の人々は、日々数字を目にします。「昨日はエアコンを使いすぎたから、今日は少し節約しよう」と、誰に言われるでもなく、自発的に行動を改善します。
オープンブックマネジメントは、これと全く同じ効果を会社にもたらします。
「今月、自分たちのチームが頑張ったから、売上がこれだけ伸びたぞ!」
「あの業務プロセスを改善したら、経費がこれだけ削減できた!」
自分たちの努力が、会社の数字という形で明確にフィードバックされることで、社員のモチベーションは劇的に向上します。そして、それは「やらされ仕事」を「自分ごと」に変え、組織に「勝ち癖の文化」を醸成します。
目標を立てても「どうせまた達成できないだろう」という諦めムードが漂う「負け癖」のついた組織も、小さな成功体験を積み重ねることで、「やればできる」という自信を取り戻し、活気あふれる集団へと生まれ変わるのです。
2.4. 人材育成と次世代リーダーの発掘
オープンブックマネジメントは、最高の「経営者育成プログラム」でもあります。
社員は、日々の業務を通じて、生きた経営数字に触れ、ビジネスの全体像を学びます。コスト意識、利益意識、投資の考え方など、経営者に必要な視点が自然と身についていくのです。これにより、将来会社を背負って立つ次世代リーダーが、現場から育ってきます。
また、透明性が高く、社員をパートナーとして扱う企業文化は、エンゲージメントを高め、離職率を低下させます。さらに、「この会社で働きたい」と考える優秀な人材を引き寄せる強力な磁石にもなるのです。
3. オープンブックマネジメントのデメリットと注意点
これほど多くのメリットがあるオープンブックマネジメントですが、導入を検討する際には、いくつかの懸念点(デメリット)と、それに対する正しい理解が必要です。しかし、結論から言えば、これらは適切な対応をすれば、ほとんど問題になりません。
3.1. 情報漏洩のリスクと対策
最も多くの経営者が心配するのが、「財務情報を公開したら、競合に漏れてしまうのではないか?」という点です。
しかし、少し考えてみてください。上場企業は、四半期ごとに詳細な財務情報を一般に公開しています。それが原因で競争上の優位性を失ったという話は、あまり聞きません。中小企業の財務情報が多少漏れたところで、経営が揺らぐほどのダメージになるケースは極めて稀です。むしろ、情報を隠すことによる社員の不信感の方が、よほど大きなリスクと言えるでしょう。
3.2. 業績悪化による士気低下の可能性
「業績が悪い時に数字を公開したら、社員の士気が下がるのではないか?」という心配もよく聞かれます。
しかし、これは実際には逆です。業績が悪い時に情報を隠すことこそ、社員の不安と疑心暗鬼を増幅させます。「会社は何かヤバいことを隠しているんじゃないか…」という噂が広まり、優秀な社員から会社を見限って辞めていきます。
むしろ、悪い状況だからこそ、正直に情報を公開し、「今、会社はこういう状況だ。皆でこの危機を乗り越えたい」と協力を求めるべきです。日本の成功事例である星野リゾートは、コロナ禍で「倒産確率」という衝撃的な数字まで社員に公開し、全社一丸となって危機を乗り越えました。正直さと透明性こそが、逆境における最強の武器なのです。
3.3. 社員からの要望増加への対応
「利益が出ていることが分かったら、社員から『給料を上げろ』という要求が増えるのではないか?」という懸念もあります。
これは、説明の仕方次第です。大切なのは、利益が出た理由と、その利益の使い道を明確に説明することです。「この利益は、皆の頑張りの結果だ。そして、この利益の中から、これだけは将来の成長のために新しい設備に投資し、これだけは万一の時のために内部留保とし、そして残りを賞与として皆に還元する」というように、正直に、透明性をもって対話することです。
その上で、本当に余力があるのであれば、社員の要望に応えるのは当然のことです。これはデメリットではなく、むしろ健全な労使関係の証と言えるでしょう。
4. オープンブックマネジメント導入のポイントと成功へのステップ
オープンブックマネジメントを成功させるためには、単に「明日から財務諸表を公開します」と言うだけでは不十分です。計画的な準備と、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。

4.1. 【Step1】導入前の準備と心構え:全体像の共有
数字を公開する前に、何よりもまず共有すべきなのは「ビジネスの全体像」です。
- 会社の目的、ミッション、ビジョンは何か?
- 我々は何を目指しているのか?
- 市場における自社の立ち位置(シェア)は?
- 我々の強み(競争優位性)は何か?
これらの大きな物語、つまり会社の羅針盤を共有せずして、細かい数字を見せても社員は混乱するだけです。オープンブックマネジメントは会計教育ではなく、ビジネス教育であると心に刻んでください。ビジネスがどのように動き、自分たちの仕事がその大きな物語の中でどんな役割を果たしているのかを教えることが、すべての始まりです。
4.2. 【Step2】情報公開の範囲と方法:何を見せるか
ビジネスの全体像を共有したら、いよいよ数字の公開です。しかし、いきなり分厚い決算書を渡しても、誰も読めません。以下の点を意識して、情報を整理し、分かりやすく伝える工夫が必要です。
- 命運を握る数字に注目させる: 財務指標は無数にありますが、自社のビジネスにとって最も重要な数字は何かを明確にします。それは、粗利率かもしれませんし、在庫回転率、あるいは顧客一人当たりの利益かもしれません。まずはその「命運を握る数字」に全員でフォーカスさせることが重要です。
- 数字を細かく分解する: 「会社全体の営業利益は〇〇円でした」と言われても、現場の社員はピンときません。その利益を、事業部ごと、チームごと、商品ごとなど、自分たちの業務単位まで細かく分解して見せます。これにより、自分たちの行動が数字にどう反映されるかが、よりリアルに理解できます。
- 利益とキャッシュがどう生まれるかを教える: 「どこから、いくらで仕入れたものが、お客様にいくらで売れて、どれだけ儲かるのか」という利益の源泉を丁寧に説明します。売上、経費、利益、そしてキャッシュの流れを理解させることが、財務リテラシーの第一歩です。
- 資産の使い道を説明する: 貸借対照表を見ると「会社って意外とお金持ってるんだな」と社員が思うことがあります。その際に、「このお金は、3年後の工場建設のために積み立てている資金なんだ」というように、資産の使い道や将来の投資計画を明確に説明することが、不要な憶測や不満を防ぎます。
【重要注意点】給与情報は公開しない
オープンブックマネジメントは、個人の給与情報を公開するものではありません。これはよくある誤解です。個人の給与を公開しても、業績向上には繋がらず、むしろ社員間の嫉妬や不和を生むだけです。公開するのは、あくまで会社の財務情報や業績指標です。
4.3. 【Step3】財務リテラシー教育の重要性:勉強会の開催
情報公開と並行して、最も力を入れるべきなのが財務リテラシー教育です。おすすめは、定期的な勉強会を開くことです。
最初は経営者や経理担当者が講師となり、財務諸表の基本的な読み方や、自社の重要指標の意味などを教えます。難しい会計用語を振りかざす必要はありません。「この数字が上がると、なぜ会社がハッピーになるのか」「このコストを削減すると、賞与がどれくらい増える可能性があるのか」といった、身近な言葉で説明することが大切です。
この勉強会が定着すると、そこが全社で数字について議論する場になります。「この数字を、皆で3ヶ月で10%改善しよう!」「このコストは問題だ。どうすれば削減できるかアイデアを出し合おう」といった、前向きな対話が生まれてくるでしょう。
4.4. 【Step4】権限委譲の設計
情報公開と教育によって社員の意識が高まってきたら、次のステップとして「権限委譲」の仕組みを整えることが、成功を確実なものにします。
社員が数字を理解し、改善策を考えられるようになったら、それを実行するための権限を与えます。現場の判断でできることの範囲を広げることで、社員の当事者意識と責任感はさらに高まります。
情報公開、教育、権限委譲。この歯車が噛み合った時、オープンブックマネジメントは最大の効果を発揮するのです。
5. オープンブックマネジメントの感動的な成功事例
理論だけでなく、オープンブックマネジメントが実際にどのように企業を変えたのか、国内外の具体的な事例を見ていきましょう。
5.1. 海外事例:SRCホールディングスと「グレートゲーム・オブ・ビジネス」
オープンブックマネジメントの代名詞とも言えるのが、ジャック・スタック氏が率いるSRCホールディングス(旧スプリングフィールド・リマニュファクチャリング社)です。
1983年、倒産寸前だった工場を、スタック氏は12人の仲間と共に従業員買収(EBO)によって手に入れます。しかし、手元にあるのは老朽化した設備と莫大な負債だけ。絶望的な状況の中、スタック氏が打った手は、会社の財務状況を全て従業員に公開し、「全員でこの会社を立て直すゲームをしよう!」と呼びかけることでした。
彼はこの取り組みを「グレートゲーム・オブ・ビジネス(The Great Game of Business)」と名付けました。
ビジネスを一種のゲームと捉え、財務諸表をスコアボード、従業員をプレイヤーに見立てたのです。彼は、従業員にビジネスのルール(会計の仕組み)を徹底的に教え、どうすればスコア(利益)が上がるかを全員で考え、実行させました。
結果は驚くべきものでした。従業員たちは自社の置かれた危機的状況を「自分ごと」として理解し、コスト削減や生産性向上のためのアイデアを次々と実行。会社は奇跡的なV字回復を遂げ、従業員2,000人以上、年間売上高10億ドル近くを誇る優良企業へと成長したのです。SRCの株価は、当初からはるかに高騰し、従業員たちは経済的な豊かさも手にしました。
SRCの成功は、従業員を単なる労働力ではなく、共に戦う「パートナー」として信頼し、知識と権限を分かち合うことが、いかに強大な力を生み出すかを証明しています。
5.2. 国内事例:星野リゾートの徹底した情報公開と評価制度
日本国内でオープンブックマネジメントを実践している代表的な企業が、星野リゾートです。
同社では、2002年から全社員に会社の売上や利益といった経営状況を詳細に公開しています。その最大の特徴は、業績連動型の賞与制度と組み合わせている点です。会社が設定した利益目標を達成すれば、全社員に公平に賞与が支給されるため、社員は自分の仕事が報酬に直結していることを強く実感できます。これにより、「どうすれば顧客満足度を高め、利益目標を達成できるか」を全社員が真剣に考える文化が根付いています。
さらに注目すべきは、数字だけでなく、「コンピテンシー評価」という仕組みを導入している点です。これは、社員の考える力、接客能力、リーダーシップといった、目に見えにくい「能力」そのものを評価する制度です。
星野リゾートの事例は、オープンブックマネジメントが、短期的な業績向上だけでなく、長期的な視点での人材育成といかに両立できるかを示唆しています。数字(業績)と人(能力)の両面からアプローチすることで、持続的に成長する強い組織を創り上げているのです。
5.3. 事例から学ぶ成功要因
SRCと星野リゾート。国も業種も異なりますが、その成功には共通の要因が見られます。
- 経営トップの揺るぎないコミットメント: 経営者自らが、情報公開の重要性を信じ、粘り強く推進している。
- 「教育」への徹底した投資: 単なる情報開示で終わらせず、社員が数字を理解し、ビジネスを学べる機会を提供し続けている。
- 成果と報酬の明確な連動: 努力が報われる、公平で透明性の高い仕組みが、社員のモチベーションを支えている。
- 従業員を「パートナー」として扱う文化: 従業員を信頼し、尊重し、共に会社の未来を創っていくという哲学が組織の根幹にある。
これらの要因こそが、オープンブックマネジメントを成功に導く普遍的な鍵と言えるでしょう。
6. まとめ:オープンブックマネジメントで、信頼を基盤とした強い組織を創る
ここまで、オープンブックマネジメントの神髄を様々な角度から解説してきました。
この経営手法は、単なる情報公開のテクニックではありません。それは、「信頼」を土台とし、社員一人ひとりが経営の当事者意識を持って自律的に行動する組織文化を創り上げるための哲学です。
情報をオープンにすることで、経営陣と社員の間の壁は取り払われ、疑心暗鬼は信頼へと変わります。
財務教育を通じて、社員は経営者の視点を身につけ、日々の業務に新たな意味を見出します。
そして、自分たちの努力が会社の成長に繋がり、その果実を分かち合う体験を通じて、組織への貢献意欲はさらに高まります。
もちろん、導入には勇気と忍耐が必要です。しかし、その先には、指示待ちではない、活気に満ちた自律的な組織。逆境にも揺るがない強い組織の姿が待っています。
例えば、あなたのチームの今月の売上目標と実績、そして経費の内訳を共有し、「どうすれば来月、あと5%利益を増やせるか」を話し合うミーティングを開いてみる。
その小さな対話が、あなたの会社を、そして社員一人ひとりの未来を、大きく変えるきっかけになるかもしれません。
最後に、オープンブックマネジメントを仕組みとして自社で実践したい方は、ぜひ以下のリンクから「仕組み化ガイドブック」をダウンロードしてご覧ください。


