職人上がりの社長が失敗する理由と対処法
清水直樹 職人上がりの社長が陥る典型的な失敗パターンがあります。このパターンを乗り越え、会社経営を成功させる方法をご紹介します。 職人上がりの社長が失敗する理由 熟練した職人が独立して自らの事業を起こし、社長となることは珍しくありません。例えば、建設職人は建設会社を興し、美容師は美容室を開業し、エンジニアはIT企業を興し、といった具合です。手に職が付いてくると、勤め人でいるよりも自分で独立開業した
清水直樹 職人上がりの社長が陥る典型的な失敗パターンがあります。このパターンを乗り越え、会社経営を成功させる方法をご紹介します。 職人上がりの社長が失敗する理由 熟練した職人が独立して自らの事業を起こし、社長となることは珍しくありません。例えば、建設職人は建設会社を興し、美容師は美容室を開業し、エンジニアはIT企業を興し、といった具合です。手に職が付いてくると、勤め人でいるよりも自分で独立開業した
お世話になります。 一般財団法人日本アントレプレナー学会の清水です。 先日来ご案内しております仕組み経営サミットに新しい内容を追加しました。 これまで自身の会社に加え、数多くの会社の仕組み化をご支援してきた勝亦(仕組み経営株式会社代表)より、 「仕組み化を成功させる3つの要素」をご紹介します。 仕組み化にご興味ある方は増えているものの、なかなかうまく行かない方も多いのではないでしょ
清水直樹 「社長が社長の仕事」をすること。これこそが会社を成長させる唯一の道と言えます。 本記事の信頼性 本記事は、マイケルE.ガーバー著の「はじめの一歩を踏み出そう(原題:E-Myth Revisited)」を基にしています。本書は、「起業家の視点(職人、マネージャー、起業家という3つの人格)」、「事業の仕組み化」、「事業の試作モデル」、「ビジネス開発プロセス」などの新しい概念を提唱し、現在につ
清水直樹 私たちが経営のテキストとしている「はじめの一歩を踏み出そう」には、さまざまな業種に広く適用できる普遍的な原理が書かれています。本記事では、それを弁護士業界に応用した例をご紹介します。弁護士向けといっても、その他多くの専門サービスに共通する内容となってます。 ※以下、「はじめの一歩を踏み出そう」著者マイケルE.ガーバー氏の音声の一部を抜粋してご紹介します。 弁護士が独立して食えなくなる理由
清水直樹 「お客様は神様です」とは日本の接客業において良く使われるフレーズです。本記事ではこの言葉を使ったのは誰か、本当の意味は何かを見ていきたいと思います。 三波春夫が言った「お客様は神様です」の本当の意味 三波春夫が「お客様は神様です」というフレーズを初めて使ったのは、1961年(昭和36年)のある地方公演の際のことでした。当時の対談の中で、司会の宮尾たかし氏から「三波さんは、お
清水直樹 本記事では松下幸之助氏の名言から、経営理念を打ち立てるためのヒントを見ていきましょう。 松下幸之助は何をした人か? 松下幸之助なんて知らない、という若い経営者もいるようです。そこでまずは松下幸之助氏が何をした人か、功績を見ていきましょう。 パナソニック(旧松下電器産業)の創業者 松下幸之助は1918年に松下電気器具製作所を創業し、のちにパナソニック株式会社(旧松下電器産業株式会社)の礎を
おもてなし接客が会社の盛衰を左右する どんな業界であっても、オンライン上の口コミが大きな力を持つ時代になりました。近所にある飲食店や病院などを調べれば、すぐに口コミ(レビュー)が表示されます。レビューが低い会社は新規顧客が寄り付かなくなるのは当然として、レビューが全くない会社も”リスクがある”と判断されて避けられがちになります。 レビューの多くは、店員やスタッフのおもてなしや接客態度に関するもので
お世話になります。 一般財団法人日本アントレプレナー学会の清水です。 さて、先日来ご案内しております6月開催の仕組み経営サミットでは、カリスマからビジネスオーナーへ変革された方に、「取り組み事例発表」をしていただく予定です。 カリスマ経営者、カリスマ美容師、など、カリスマと言うと一般的には聞こえが良いですね。 しかし、こと会社を持続的に成長させていくという観点からすると、
清水直樹 経営者マインドとは、経営者が持つべき心の姿勢、考え方のことです。会社は心次第で成長もし、衰退もします。本記事では、私の師匠のマイケルE.ガーバー氏の講演から、経営者が持つべきマインドについて語っている部分を抜き出してご紹介いたします。 マイケルE.ガーバー氏・・・世界700万部のベストセラー「はじめの一歩を踏み出そう」の著者であり、世界No.1の中小企業アドバイザー(米INC誌による)に
お世話になります。 一般財団法人日本アントレプレナー学会の清水です。 先日、仕組み経営サミットのご案内をさせていただきました。 今回のサミットでは、特別ゲスト講師として、シンクアイホールディングスの京谷様をお招きすることが出来ました。 とある出会いから京谷様のお話をお伺いする機会があり、幼少期からの厳しい生い立ちにもかかわらず起業され、後には稲盛経営賞を受賞されるまでになられたことを知
会社は起業家(経営者)が使命感を持ち始めると急激に成長し出すことがあります。たとえば、松下幸之助氏は、創業してから10年ほど経った頃、ある宗教施設を見学し、そこで生き生きと働く信者たちを見て、松下電器の使命とは何かを考えるきっかけを得ます。そして、それは水道のように製品を生産し、人々を貧困から解放することであると気が付きました。その使命の全社発表をきっかけとして松下電器は大きく飛躍していきました。
一般財団法人日本アントレプレナー学会の清水です。 ■業績は悪いが社内は平和 キリンビールがアサヒに押されてシェアを失っていたころ、最もシェアの落ち込みが激しかった支店がありました。 本来であればそういった支店は、闘争心に溢れているか、責任の擦り付け合いが起こってるはずです。 しかし、その支店の職場は、ごく平和的な雰囲気だったそうです。何も起こっていないかのように、和気あいあいと仕事
清水直樹 今日はマイケルE.ガーバー氏の提唱した新規事業の進め方「ゴールデンピラミッド戦略」をご紹介します。 マイケルE.ガーバー氏・・・世界700万部のベストセラー「はじめの一歩を踏み出そう」の著者であり、世界No.1の中小企業アドバイザー(米INC誌による)に選ばれた。当サイト「仕組み経営」のもとになっている思想を提供してくれた人物。詳細はこちら>> 以下の記事は、ガーバー氏の音
一般財団法人日本アントレプレナー学会の清水です。 さて、現在、新サービスの準備をしております。 これまで会社の仕組み化をご支援するためのコーチングや研修、教材、会員制度などをご提供してきましたが、 それらを統合し、より利用しやすく、分かりやすいサービスをリリース予定です。 現在、絶賛準備中ですので、今後1-2週間でご案内出来る予定です。 ・雑多な業務に時間を取られ、経営の仕事に集中
一般財団法人日本アントレプレナー学会の清水です。 さて、最近はどこの会社でも求人難になっているようです。 何十万円、何百万円と求人活動に投資したものの、一人も採用出来ない。 または採用出来たものの、すぐに辞めてしまった。 こんな経験がありませんか? 実はこれら採用コストは、仕組み不在によって生じる際たるコストなのです。 言い換えれば、正しい仕組みづくりによって、数十万、数百
清水直樹 本日はマイケルE.ガーバー氏とカイロプラクターであるフランク・サヴィンスキー博士の共著書「E-Myth Chiropractor」についての記事をご紹介します。 マイケルE.ガーバー氏・・・世界700万部のベストセラー「はじめの一歩を踏み出そう」の著者であり、世界No.1の中小企業アドバイザー(米INC誌による)に選ばれた。当サイト「仕組み経営」のもとになっている思想を提供
一般財団法人日本アントレプレナー学会の清水です。 さて、経営者が仕組み化に取り組む際、その一つのマイルストーンとして、 ”半分リタイア” というものがあります。 半分リタイアとは、その名の通り、社長業を半分リタイアした状態ということです。 といっても、世間でよく言うセミリタイアなどとは少し意味合いが異なります。 ■社長と会社との関係性には以下のようなステージがあると考え
清水直樹 経営と仕事の優先順位の付け方と、つけられない原因をご紹介していきます。 優先順位がつけられない原因 優先順位とは、ビジョン(目標)を達成するために、自分の注意とリソースを集中させる場所(活動や仕組み)のことです。会社経営における優先順位は、会社のステージや戦略、市場環境によって異なり、定期的なレビューと改定が必要です。 優先順位のマトリックスの注意点 良く知られた優先順位の
一般財団法人日本アントレプレナー学会の清水です。 さて、2月11日は建国記念の日でしたね。 日本は世界最古の国として知られていますが、そんな建国の日に考えたいのは、自社の歴史についてです。 私たちは”仕組みで永続する会社”を目指していただくべく、仕組み化のご支援をしているのですが、そのために、欠かせない仕組みがあると考えています。 それが、「創業理念を語り継ぐ仕組み」です。 創業理
清水直樹 マーケティング戦略とは、誰に対して、どのような価値を、いくらで、どのように提供するかを決定することです。本記事では、マイケルE.ガーバー氏が過去に行った講演内容の中から、マーケティングに関連する部分をご紹介していきます。講演が行われたのは1980年代~1990年代と古く、使われている例や言葉も古いですが、内容は今でも普遍的です。ぜひお役立てください。 マイケルE.ガーバー氏・・・世界70
清水直樹 マネジメント業務とは会社や組織の目標を達成するために計画し、組織化し、指導する活動です。本記事では、マイケルE.ガーバー氏が過去に行った講演内容の中から、特に中小企業向けに、マネジメント業務の在り方についてご紹介していきます。講演が行われたのは1980年代~1990年代と古く、使われている例や言葉も古いですが、内容は今でも普遍的です。ぜひお役立てください。 マイケルE.ガーバー氏・・・世
清水直樹 組織開発とは、組織内の人々の関係性やプロセスを改善して、組織全体の効果的な運営や成果を向上させる試みを指します。本記事では、マイケルE.ガーバー氏が過去に行った講演内容の中から、特に中小企業のオーナー向けに、組織開発の方法についてご紹介していきます。講演が行われたのは1980年代~1990年代と古く、使われている例や言葉も古いですが、内容は今でも普遍的です。ぜひお役立てください。 マイケ
清水直樹 事業の目的と目標は、その事業の最終的な姿です。本は始めから読むが、ビジネスは終わりから始める、というのは良く知られた言葉です。本記事では、マイケルE.ガーバー氏が過去に行った講演内容の中から、事業の目的と目標の描き方をご紹介していきます。講演が行われたのは1980年代~1990年代と古く、使われている例や言葉も古いですが、内容は今でも普遍的です。ぜひお役立てください。 マイケルE.ガーバ
清水直樹 今日は、必然的に成長する会社の仕組みづくりについてご紹介します。先日(2023年6月)、仕組み経営サミットというイベントを開催し、仕組み経営を導入していただいているお客様の事例をご紹介する場を設けました。その中で私が冒頭でお話ししたテーマについて、改めてこの記事でご紹介したいと考えています。 ※なお、記事はYoutubeにアップしたリプレイ動画の書き起こしになっています。動画でご覧になり
清水直樹 ビジネス構築とは、イノベーション、定量化(数値化)、標準化を間断なく繰り返し、事業や企業を成長させ続けるプロセスを指す言葉です。本記事では、マイケルE.ガーバー氏が過去に行った講演内容の中から、ビジネス構築方法ご紹介していきます。講演が行われたのは1980年代~1990年代と古く、使われている例や言葉も古いですが、内容は今でも普遍的です。ぜひお役立てください。 マイケルE.ガーバー氏・・
一般財団法人日本アントレプレナー学会の清水です。 さて、最近よく受けるご相談として、 社員に対して優しさを持つ(許容する)べきか? または 厳しく注意する(叱る)べきか? というものがあります。 たとえば、部下がやると言ったことをやっていない事態が起こった時、それをしょうがない、次回までにやってくるように、と言うのか、なぜやっていないのかを厳しく問いただしたほうが良いのか、
清水直樹 中小企業経営の原理原則とは、会社が持続的かつ効果的に経営されるための基本的なガイドラインです。そこには、正しい人間理解、自然の法則の理解、会社とビジネスオーナーの関係性の正しい理解などが含まれます。本記事では、マイケルE.ガーバー氏が過去に行った講演内容を一部書き起こしたものをご紹介していきます。講演が行われたのは1980年代~1990年代と古いですが、その内容は今でも普遍的です。ガーバ
清水直樹 デジタル社会やDX化時代に重要な数値化について解説していきます。 数値化とは何か? 数値化とは、抽象的な概念や物事を具体的な数値で表現することです。これにより、主観的な要素を取り除き客観的な情報に変換することが可能となります。また、抽象的な概念を具体的な数値によって表現することによって、他者に情報を伝達しやすくなります。そのため会社経営において数値化を進めていくことが有効とされるのです。
清水直樹 本記事では、マイケルE.ガーバー氏の書籍に書かれている病院経営者の事例をご紹介します。一見すると成功しているようにみえる病院が実は崩壊の危機にあり、そこからどう復活したかが描かれています。 マイケルE.ガーバー氏・・・世界700万部のベストセラー「はじめの一歩を踏み出そう」の著者であり、世界No.1の中小企業アドバイザー(米INC誌による)に選ばれた。当サイト「仕組み経営」のもとになって
清水直樹 私の師匠であるマイケルE.ガーバー氏は若い頃、精神世界に深く没頭していました。ユダヤ人の出自を持つ彼は、さまざまな宗教思想に造詣が深く、例えばグルジエフの神秘思想にも傾倒していました。この時期を通じて、彼は「人間とは何か?」という根本的な問いに対する深い理解を追求し、その結果として経営の原理原則を発見してきました。 さらに、東洋思想である禅にも興味を抱き、彼の経営プログラムにはその思想が