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マイケルE.ガーバー氏から学んだ会社の進化を阻む最大の障害

本日のテーマ、

「私がマイケルE.ガーバー氏から学んだこと」

です。

Blank piece of paper and beginner’s mind

私が初めてガーバーと出会い、初めて彼の講義を受けた時、最初に言われたのが、

”Blank piece of paper and beginner’s mind(真っ白な紙と初心者の心)”で取り組め

ということでした。

彼の講義にはテキストがありません。

大きな白紙のノートとペンが渡されるだけです。

それがまさに、

”真っ白な紙と初心者の心”

を表しています。

これは禅の思想にも通じるものです。

当時はいまいち意味がわかりませんでしたが、今ではわかります。

会社の進化を阻む最大の障害

職人型ビジネスから起業家型ビジネスへと変革するためには、自分の人生を白紙の状態、初心者の心で見つめ直し、ビジネスを再創造しないといけないことがあります。

会社を変革していこうと思ったとき、一番の障害になるのはなんでしょう?

私は社長の”頑固さ”だと思います。

社長の凝り固まった考え方、こうであるべき、という自己中心的な考え方です。

社歴や業界歴が長かったりすると、頑固さが増します。

かの松下幸之助氏は、成功の条件の第一に”素直さ”というのを掲げています。

素直さの反対語は、頑固さです。

頑固さがやっかいなのは、自分では”自分は頑固である”ということになかなか気が付かないことです。

かくいう私も、35歳を超えたあたりから、頑固さが増していった気がします。

いまはそれに気が付いて、当会のコアバリューには、

”智慧:智慧を求める智慧を持つこと”

という言葉を入れて、ことあるごとに”真っ白な心”で取り組もうと心がけています。

起業をし直す

”真っ白な紙と初心者の心”とは、これまでの自分、これまでのキャリア、これまでの仕事は脇に置いておいて、新しく始めようということなのです。

実はこれが仕組み化への重要な最初のステップ、つまり職人的な視点から起業家的な視点への変革でもあります。

もし、あなたの会社がいま職人型ビジネスであるとするならば、その原因は、
そもそも”自分が働き続けて収入を得る”という職人的な視点で会社をスタートさせたことにあります。

その時点に戻ることは出来ないので、初心者の心になってもう一度、
起業家的な視点で”起業をし直す”ということなのです。

これは必ずしも新しい会社をスタートさせるということではありません。

いまの会社を振り返って、”本来どうあるべきだったのか?”と夢とビジョンを再度描きなおすということです。

業界の垣根はない

ガーバー氏の講義で参加者が良く言うのは、

“YES, But…(わかります。でも・・・)”

という言い訳です。

「言っていることはよくわかります。
でも私の業界は他とは違うのです。
私の仕事は他と違うのです」

ガーバー氏はこの類の言い訳を一番嫌います。

”真っ白な紙と初心者の心”

になっていないからです。

私はガーバー氏と出会ってから10年弱経ってますが、その間、色々なことを学びました。

一番大きかったのは、経営ついての”型”を学んだことです。

経営は一般的に、”経営者の勘や経験、そしてセンスである”と思われがちです。

しかし、伝統芸能やスポーツと同じように、経営にも型があります。

風姿花伝を書いた世阿弥は、

”型がなければ他人の芸を取り入れることが出来ない”

という主旨の言葉を残しています。

型を持つことなしに他人の芸を取り入れようとしても、
つぎはぎだらけで軸がなく、いい芸とはならないというわけです。

経営についても型があり、それを学ぶことで、
いろんなビジネス書を読んだときに、「これは型の中のこの部分の話だな」とか
「これは型のこの部分を言い換えた話だな」というように自分の中に吸収できます。

この型には、業界や業種の垣根がありません。

もちろん細かな点ではノウハウが違ったりしますが、基本的な型は同じです。

成功している会社は、”真っ白な紙と初心者の心”で他業種から学んでいます。

反対に同業種の会合ばかりに出て、市場の先行きを嘆いているだけの社長もいます。

市場の先行きが危ういのであれば、本来やるべきことは他市場に打って出ることです。

吉忠マネキンという老舗のマネキンメーカーがあります。

名前のとおり、マネキンの製造をしている会社です。

同社の社長はこんなことを言っています。

「歴史は伝統にしがみつくことではなく、柔軟な発想による変革の連続」

彼らは、百貨店が落ち込み、マネキンの需要が減っていったとき、
自社に出来ることは他にないのか?と自問し、
店舗のインテリアを請け負いはじめ業績を回復させました。

まさに真っ白な紙と初心者の心で自社の仕事とは何なのか?を再定義したのです。

さて、今日は、

”Blank piece of paper and beginner’s mind(真っ白な紙と初心者の心)”

をご紹介させていただきました。

ぜひ真っ白な紙を用意して、自分と自社の未来を描いてみてください。

あと1個か2個くらい、「私がマイケルE.ガーバー氏から学んだこと」として、
ご紹介できればと思いますので、次回以降を楽しみにしていてください。

では、本日は以上となります。
引き続きよろしくお願いいたします。