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「上流工程での間違いは、下流工程では取り戻せない」2024年5月3日号



お世話になります。

一般財団法人日本アントレプレナー学会の清水です。

本日5月3日は小田原にて北條五代祭りというものがありまして、いまから私も出陣式を見に行きます。


※ちなみにこの3月に都内から小田原近郊に引っ越しました。

さて、前回のメルマガでご案内した仕組み経営大学ですが、GW中にも関わらず、多くの方にご登録いただきました。

まだ見てない、という方はぜひ以下からチェックしてみてください。
https://edu.shikumikeiei.com/

■では本日の本題です。

本日は、会社を人依存から仕組み依存に変えていくにあたって、重要な考え方をご紹介したいと思います。

それは、

上流工程での間違いは、下流工程では取り戻せない、ということです。

上流工程とは、主には戦略立案などの仕事、

下流工程とは、主には実作業を行う仕事です。

■例を挙げてみましょう。

最近は人手不足で悩まれている会社が多いようです。

この場合、採用活動という工程がうまく行っていないことが人手不足の要因です。

では採用活動を下流工程とした場合、その上流工程は何か?

すぐ考えられるのは、

求める人材像、採用計画、育成施策、評価制度などを設計する「人事戦略」ということになります。

つまり、人事戦略がうまく行っていないので、その下流である採用活動がうまく行っていないのです。

さらに上流にさかのぼると、

会社の価値観、ブランドなどの企業文化が上手く作れていない、ということになります。

要するに、企業文化や人事戦略が間違っているか、うまく機能していないために、採用活動という下流工程が機能していないのです。

この点を考慮せず、採用活動の実務面だけを改善しようとしても限界があります。

多くの会社では、人手不足を解消しようと、求人広告を増やしたり、紹介会社に依頼したりしていますが、そこでの対応には限界があるのです。

上流工程を改善しないまま、そういった施策を続けてもコストがかさむだけです。


■もう一つ、最近聞いた課題を例に考えてみましょう。

その会社では、営業担当者が顧客向けの提案書づくりや見積もりづくりで忙しく、残業が減らないという状況にありました。

この場合、提案書のテンプレートなどを用意しておくことや、担当者が作業効率を高めることで、ある程度の改善は可能かも知れません。

しかし、よくよく状況を確認したところ、より根本的な課題が見つかりました。

それは、商品・サービスが絞り込まれておらず、あらゆる顧客に個別にカスタマイズした提案書をつくっていることでした。

これは営業担当者の個別努力や改善では何ともしがたい問題です。

つまり、営業活動の上流工程にある商品戦略の問題なのです。

これを解決しない限り、下流工程である営業が抱える課題は解決できません。

■こんな感じで、どうも課題が解決出来ないな、と感じる時には、

その業務の上流工程は何なのか?それがうまく機能しているのか?ということを見直すことが大切かと思います。

ちなみにこれを突き詰めて考えると、あらゆる業務の最上流工程は、社長の考え方、ということになりますので、結局のところ、社長が考え方を正すことが最も効果的な課題解決策になります。



というわけで今日は、

上流工程での間違いは、下流工程では取り戻せない

という話をご紹介しました。

ぜひご参考にされてください。

では本日は以上となります。



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