失敗しない早期リタイアとは?貯金額など

経営者向け!失敗しない早期リタイア!必要な貯金額を貯めるには?


早期リタイアもしくはアーリーリタイアという概念をご存知でしょうか?

もともと欧米でメジャーな引退の言葉でしたが、最近日本でも注目を集めるようになりました。

そこで本記事では早期リタイア/アーリーリタイアとは何か、失敗しない早期リタイアに必要な貯金額を集める方法を紹介していきます!

 

1.早期リタイア/アーリーリタイアとは?

早期リタイア/ アーリーリタイアとは、定年である60〜65歳未満の年齢で経済的に望ましい状態で退職することを言います。

終身雇用が一般的だった日本ではあまり馴染みのある概念ではありまでんが、多様な働き方やライフスタイルが登場してきた近年、早期リタイアもその一つとして注目されています。

早期リタイアのメリットとしては、

・仕事に縛られず好きなことに打ち込める

・勤務先企業からの早期退職によるインセンティブを享受できる可能性がある

・自分のビジネスをスタートさせることができる

などが挙げられます。

一方、デメリットとしては

・貰える年金額が減る

・通常のリタイアに比べ稼ぐ額が減る

・十分な貯蓄がないと余裕のある生活ができない

・リタイア前に人より多く稼いで貯蓄を増やす必要がある

などが挙げられます。

 

2. 早期リタイアのよくある失敗

早期リタイアは非常に魅力的なオプションですが、失敗するケースも見受けられるのでよくある失敗例をご紹介します。

①早くリタイアしすぎて人生に意義を見出せなくなる。

多くの人はリタイア前は仕事を通じて社会と関わっていますが、リタイア後は自由が手に入る代わりに生き甲斐を失ったり、社会との関わりが希薄になって孤独を感じるケースが多いです。

どのような形でも社会と繋がりを持つ、社会に貢献する方法を持つことがリタイア後に有意義な生活を送る鍵と言えるでしょう。

②資金難に陥る

どんなにリタイア前に貯金をしていても人生何が起こるかわかりません。

入院することになるかもしれないし、家が火事になることもありえます。そうなった場合に新しい職を探す羽目になるかもしれません。

しかし、早期リタイアしていると前職との間に長期間の空白の期間が生まれます。その空白が新しい職探しの障害になることは十分あり得るでしょう。

③友達や家族と疎遠になる



ご自身が早期リタイアして自由を謳歌していても、周りの友人や家族は未だ仕事で忙しいかもしれません。

そうなった場合、一緒に旅行に行く相手がいなかったり、リタイア後の計画が思うように行かないことがあるでしょう。

 

3. 50歳での早期リタイアに必要な貯金額

さて早期リタイアには散々貯金が必要であると語ってきましたが、具体的に必要な貯金額はいくらなのでしょうか。

50歳でリタイアしたと仮定した際に必要となる貯金額について年間の支出額から算出してみましょう。

50歳で早期リタイアした場合、少なくとも年金がもらえる65歳までの15年間分の貯金が必要となります。

生命保険文化センターの調べによると、2人以上世帯の平均支出額は約38万円/月です。

つまり、一人暮らしの場合を除き65歳までの15年間の支出額は、

38万円×12ヶ月×15年=6,840万円となります。

更に、65歳以降も支出額と年金支給額の差額分の貯金が必要なので、100歳まで生きると家庭した際に必要な額は

(30万円(65歳以降の平均支出額)×12×35) –(17万円(厚生年金)+5万5000円(国民年金)×12×35)=3,150万円

合計すると、6,840万円+3,150万円=9,990万円となります。

50歳で引退する場合、最低でも約1億円の貯金が必要であることがわかりました。この他にも医療費等の急な出費に備えて、1億円以上貯金しておく方が安心でしょう。

 

4. 早期リタイアを望む経営者が今すぐ取り組むべきこと

これまで一般的な早期リタイアについてお話してきましたが、ここでは経営者に的を絞って早期リタイアを望む経営者が今すぐにでも取り組むべきことについてお伝えしていきます。

上に書いたように、早期リタイアにはかなりの額の貯金が必要になります。会社員の場合は日々の節約や副業等で地道に貯めていく必要がありますが、経営者の場合は会社を売却することで資金を捻出することが可能です。

ただ、会社を売却する際に出来るだけ高く売ることがポイントです。

会社を高額で売るための方法はいくつかありますが、誰でも取り組めるのが「仕組み化」です。

会社の経営を人ではなく仕組みに依存させることで、現社長や現社員がいなくても会社が回るよう改革することで、誰でもその会社を経営することが可能となり、企業としての価値を高めることができます。

例えば、今の社長が経営の仕事のほとんどを担当していて社長がいないと会社が回らない企業Aと、社内のあらゆる仕事にマニュアルがあるため新しく入社した従業員でもすぐに仕事を担当できる企業Bがあった場合、間違いなく企業Bを買い取りたいと思いませんか?

といったように、「仕組み化」で企業としての価値を高めることで会社を高く売却できるのです。

早期リタイアに必要な資金に近づくまで会社の値段を「仕組み化」で高めることを強くおすすめします。

「仕組み化」に関する詳しい説明はこちら。

仕組み化とは?意味やメリットについて解説

 

5. 早期リタイアなし、週4時間勤務で会社経営するハーフリタイア

ここまで早期リタイアについて語ってきましたが、興味はあるが完全にリタイアすることに躊躇いのある方はいらっしゃると思います。

そこで、経営者が働く時間は大幅にカットしながら収入を得る「ハーフリタイア」についてご紹介します。



ハーフリタイアとは、会社を売却せずに経営を続けながらも実際の業務のほとんどを社長自身が行わない状態のことです。

つまり、経営そのものではなく会社を所有することによって収入を得ることになります。まさに理想の状態ですね!

※ハーフリタイアについて詳しくはこちら「減収なしのセミリタイア/ハーフリタイアを実現する8ステップ

ハーフリタイアを可能にするにはいくつか具体的なステップがありますが、根本的にはやはり「仕組み化」が必要になります。

社長がいなくても会社経営が滞りなく行われるよう、業務をマニュアル化するのです。

そうすることで、社長は毎日出社する必要なくハーフリタイア状態をすることが出来ますし、その後完全リタイアを希望する際も「仕組み化」前より高値で会社を売却することが可能となります。

ハーフリタイアに興味のある方は是非会社の「仕組み化」を検討することをおすすめします。

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