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レイクロックはなぜ成功したのか?名言から見える最高の経営術

世界一のファストフードチェーンであるマクドナルの創業者、レイ・クロック。

彼がここまで成功したのには、ある巧妙な経営戦略がありました。

レイクロックのやり方は今日の起業家や経営者がビジネスを拡大させるのに重要なヒントを与えてくれるでしょう。

それでは以下からどうぞ。

※この記事・動画は、世界的ベストビジネス書である「はじめの一歩を踏み出そう」著者マイケルE.ガーバー氏の講演内容を元にしています。

レイクロックが成功した理由

結論からいうと、レイクロックが成功した理由は、彼がハンバーガーではなくマクドナルドというビジネスそのものを商品としたことに他なりません。

彼は、マクドナルドのビジネスを完全にシステム化し、誰でも経営できる状態まで持って行ったのです。
つまり、フランチャイズ化です。どこへ行っても同じサービスを提供し、誰もが経営できるよう会社の仕組みを整えたのです。

そんなレイクロックがマクドナルドのフランチャイズ戦略を思いついたのは全くの偶然の出会いからだったのです。

レイクロックは現在のマクドナルドの生みの親であることは間違いありませんが、当初マクドナルドというお店を立ち上げたのはレイクロックではありません。レイクロックはもともとミキサーを作る会社を経営していたのです。

そんなレイクロックはマクドナルドの真の創業者であるマクドナルド兄弟に、麦芽と牛乳のマルチミキサーを売るため営業に向かった際に、彼らのビジネスに魅了され、フランチャイズ権を譲ってもらおうとマクドナルド兄弟を説得したのです。こうして兄弟はレイ・クロックにフランチャイズ権を譲り、レイ・クロックはイリノイ州デスプレーンズで最初のハンバーガー店を開業するために借金までしました。

これが、世界1のフランチャイズビジネス、マクドナルドの始まりだったのです。

レイクロックのフランチャイズ戦略

レイクロックのフランチャイズ戦略について詳しく見ていきましょう。

マクドナル の商品はハンバーガーではない

レイ・クロックが最初のマクドナルドハンバーガーの店舗を開業したとき、彼はハンバーガー店には出勤せず、ハンバーガーもポテトも自分では作りませんでした。

レイ・クロックにとっては、最初のマクドナルドハンバーガーの店舗そのものが大量生産品の試作品だったからです。ヘンリー・フォードが最初のT型フォードを大量生産品の試作品として見ていたように、レイ・クロックは最初のマクドナルドハンバーガーの店舗自体を大量生産品のひとつとして見てい他のです。

レイ・クロックは、産業革命の原理をビジネスに初めて適用し、自分のビジネスは、ハンバーガーやフライドポテトやミルクシェイクが重要なのではなく、ビジネス自体に本質があると考えていました。

店舗の仕組み自体に価値を見出したのです。

レイクロックの顧客は消費者ではなかった

レイ・クロックは、彼にとっての最も重要な顧客とは、フランチャイズ加盟者であると考えていました。

彼は、世界中に何百万店舗にも広げていく展望を持ち、今はまだハンバーガー店は1店舗だけれど、いつか世界中に出店してやろうと野心を燃やしていました。

しかし、ビジネスを拡大するためには、彼のもとにフランチャイズ加盟者が集まらなければなりません。

このように、レイ・クロックのビジネスは、他のハンバーガービジネスと競争するのではなく、他のビジネスチャンスと競争していたのです。

この違いは非常に重要で、レイ・クロックは「ハンバーガービジネス」という業界にいたのではなく、「ビジネスチャンスを提供するビジネスをしていたのです。

だから彼がすべきことは、誰よりも美味しいハンバーガーを作ることではなく、他人よりも優れたビジネスチャンスを作ることだったのです。

そのためには、フランチャイズ加盟者のことを理解し、経営したいと思わせなくてはなりません。

レイクロックはフランチャイズ加盟者に安定と独立を提供

レイ・クロックはフランチャイズ加盟者を増やすために、以下の2つを売りにしていました。

安定と独立です。

通常、独立しようと思ったとき、安全が手に入ることは無く、安全を諦める代わりに、独立を手にします。

しかし、レイ・クロックの作ったフランチャイズシステムでは、独立と安全が同時に手に入るのです。

彼はこう言っていました。「私のフランチャイズに加盟すれば、一定の独立と安全を享受できる。他のビジネスではなく私からビジネスを買うのだから。そして、いったん買えば、成功すると保証できるから」

レイ・クロックは、システムが普通の人たちを傑出したパフォーマーに変える手段であるということを理解していました。

しかし、どうやって加盟者に安定と独立を提供していたのでしょうか?

ハンバーガー大学

レイクロックは、フランチャイズ加盟者のためだけにハンバーガー大学を設立しました。

「ハンバーガー学」の大学ですよ、皆さん。世界でも類を見ないビジネススクールですね。

ハンバーガー大学で学ぶのは、マクドナルドで使う機械の動かし方です。

フランチャイジーが大学に通い、機械の動かし方などを学び、卒業します。

しかし、ここで彼は卒業生に対しある警告をします。

「絶対にやり方を変えてはダメですよ。もし変えたら、ビジネスを取り上げますからね」 そのやり方こそが金の卵を生むガチョウなんです。そのやり方で上手くいくんだから、変える必要はないわけです。

フランチャイジーは誓いを立て、その場を歩き去ります。経営のやり方は変えません。

もし変えたフランチャイジーがいたら、レイはすぐにクビにしました。

こうしてレイクロックはマクドナルドを完璧なフランチャイズとして大成功することができたのです。

レイクロックの名言6選

さて、そんなレイクロックは数々の名言を残しています。

彼の名言から、彼の経営への思いがよく伝わってきます。

1. In business for yourself, not by yourself.”
「ビジネスは、自分のためにやるもの、自分自身でやるものではない」

 

.“Take calculated risks. Act boldly and thoughtfully. Be an agile company.”
「計算されたリスクを取れ。大胆で思慮深く行動しろ。アジャイル企業となれ。」

 

3. “There are things money can’t buy and hard work can’t win. One of them is happiness.”
「お金では変えず、ハードワークでは勝てないものがある。その一つは幸せだ。」

 

4.“If you work just for money, you’ll never make it, but if you love what you’re doing and you always put the customer first, success will be yours.”
「お金のためだけに働いているならば、絶対に成功はできないが、もしもあなたが自分のしていることを愛し、常に顧客を最優先するなら、成功は君の手にある」

 

5. “You’re only as good as the people you hire.” 
「あなたは、あなたが雇った人々と同じくらい優秀なだけだ」

 

6. “If you’re not a risk taker, you should get the hell out of business.”
「もしあなたがリスクを取れないなら、ビジネスからさっさと抜けるべきだ」

レイクロックのようになるには

さて、ここまでレイクロックのサクセスストーリーを語ってきました。

彼にビジネスの才能があったことは間違いありません。そして彼のような傑出した人が集まれば素晴らしい会社ができるのも間違いはありません。

しかし、レイ・クロックが気づいていたのは、傑出した人たちに依存していたら大企業は築けないということでした。傑出した人たちに依存したビジネスを築いてしまったら、彼らがいなくなった途端会社は潰れてしまいます。

普通の興味、普通のスキル、普通のモチベーションを持った、普通の人を卓越した生産性を持った人へと変化させるために必要な仕組みを、自分の会社内に構築することで、持続可能な会社経営が可能になるのです。

マクドナルドの場合、店舗経営をフランチャイズ化したこと、ハンバーガー大学でフランチャイズ加盟者のスキルと知識を均一化したことで、いつでもどこでも同じサービスを受けられる仕組みを構築し、世界一の企業へと拡大することができました。

ここには、一つの重要なビジネス成長の法則があります。どんな経営者もどんなビジネスもこの法則さえ押さえておけばきっと上手くいくでしょう。

その法則とは、「社長がいなくてもビジネスが回ること」です。

レイクロック式ビジネスの仕組み化

真のビジネスの成功は、オーナーがそこに介入しなくてもよくなることです。あなたのビジネスが、経営者の介入を必要とするなら、ビジネスのせいで好きなときに好きなことができないなら、そのビジネスは、これまでの結果と全く同じ結果をこれからも出し続けることになるでしょう。

というのも、経営者がいつまでも忙しく作業し続けなくてはいけない状況では、経営者は本来フォーカスすべき成長への道筋を描くような創造的な仕事に集中できないからです。

レイクロックは、ビジネスの先を見通す力を持つ人の典型例であり、彼の成功の理由は紛れもなく、ハンバーガー作りに一斎携わらなかったことでしょう。その力が、あらゆる素晴らしいビジネスと、それ以外のすべての差になって現れてきます。
ビジネスの先を見通す力を持つ人は、沢山いる訳ではありません。しかしその能力は起業家精神を持っていれば誰でも手に入れることができます。

ただ、問題は私たちにはその起業家精神が見えてないことなのです。いつも会社に行き、やらないといけないことをやることで一日を終えてしまう。常にすべき事に追われている。これをやって、あれをやって、これをやって、あれをやって。

果たしてその業務は本当に重要なことでしょうか?

自分がいなければ一日の仕事が終わらない。ビジネスが経営者に依存している状態では、事業拡大は見込めないでしょう。

レイクロックのように、会社の将来像やビジョンを明確にもち、達成するにはどこに注力する必要があるのかを見定めることこそが経営者が最も時間を費やすべき事柄です。

まずは日々の業務を経営者がこなさなくてはビジネスが回らない状態を脱却しなくてはなりません。

そしてそのためには、業務を仕組み化し、ビジネスを経営者ではなく仕組みに依存させる必要があるのです。

会社を仕組みに依存させてしまえば、経営者がいなくても勝手にビジネスは成長していき、経営者は日々の業務ストレスに追われることはなくなります。

私たち仕組み経営でも、ビジネスの仕組み化を一から支援しています。

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