10月23日開催「仕組み経営サミット」詳細はこちらから

忙しいからビジョンが描けないのではなく、 ビジョンが描けないから忙しい

本日のテーマは「小計が大計を駆逐する」です。

「悪貨は良貨を駆逐する」という有名な経済法則、「グレシャムの法則」を聞いたことがあると思います。

「小計が大計を駆逐する」というのは、その「計画版」です。

意味は、

「小さな計画が、描くべき大きな計画を駆逐する」

というものです。

たとえば、日々の仕事の中で、5年後を考えて事業の計画(大計)に取り組まないといけないのに、
目の前の顧客のためのプロジェクト(小計)に終われていて、大計が出来ない、ということです。

厄介なのは、目の前のプロジェクトも即座にやるべきことであり、大事なことである、ということです。

あなたもこのようなジレンマを感じたことがあると思います。

 

忙しくても大計を実現できる人

リーダーシップ研究で有名なジョン・コッター氏は、

”忙しくても大計を実現できる人”

”忙しくて小計しか出来ない人”

の違いを発見しました。

それは、”忙しくて小計しか出来ない人”は、

「ビジョンが描けないから忙しい」

ということです。

ビジョンの大切さはほとんどのリーダーが認識しているものの、
忙しくてビジョンを考える時間がない、と言い訳します。

しかし、ジョン・コッター氏によれば、彼らは、

「忙しいからビジョンが描けないのではなく、
ビジョンが描けないから忙しい」

ということなのです。

■”忙しくても大計を実現できる人”は、
毎日の仕事に追われながらも、大きなビジョンを持っています。

だからブレずに毎日、ビジョンに向けた成果を出し続けられるのです。

一方、”忙しくて小計しか出来ない人”は、
目指すべき方向が決まっていないので、
忙しいだけで、1年後も同じ地点にとどまっています。

これは私たちの経験から言っても、すごくよくわかります。

仕組み化に取り組もうと思っても、具体的なビジョンが決まっていないと、
日々の仕事に追われて何も進まない人が多いのです。

一方のビジョンが明確な人は、日々忙しいながらも、
仕組み化を意識して着実に前に進んでいくことが出来ます。

マイケルE.ガーバー氏は、40年前にこの事実に気が付き、
仕組み化の第一ステップとして、ビジョンの明確化が必要であることを唱えました。

 

第二領域の仕事とは?

ほとんどの方は、「7つの習慣」で紹介されている
「第二領域の仕事」についてご存知だと思います。

「緊急ではないけれど、重要な仕事」が第二領域です。

「7つの習慣」では、この第二領域に時間を使わなければ、
成果を上げることが出来ないと紹介されています。

ここでの問題は、多くの経営者が自分にとっての
「重要な仕事」が何かを理解していないということです。

人によっては顧客対応が重要である、という人もいますし、
部下の育成が重要である、という人もいます。

しかし、経営者にとって、重要な仕事とはたった一つ、
「ビジョン実現につながる仕事」です。

それ以外はすべて小事。

と考えると、、、

そもそもビジョンが明確でないと何が重要な仕事なのか
分からないということになります。

そして、経営者が分からなければ、当然社員も分かりません。

ビジョンが明確であれば、経営者も社員も
何が重要な仕事かを分っているので、
ビジネスのスピードは当然ながらアップします。

 

ビジョンがないから忙しい

というわけで、今日は「小計が大計を駆逐する」という話をご紹介しました。

私も昔は、人生やビジネスに対するビジョンがあまりなく、
手当たり次第に依頼されたことや面白そうなことに色々と取り組んでいました。

当然、忙しかったですが、”色々やっている”ということが
起業家として優秀な証拠であると思っていたのです。

しかし、それは勘違いでした。

優れた起業家ほど、ひとつのビジョンに向けて一直線に進んでいます。

ぜひあなたも、小計が大計を駆逐しないように
ご自身の働き方を見直してみてください。