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「ディズニーのように経営する」2023年12月25日号



お世話になります。
一般財団法人日本アントレプレナー学会の清水です。

いよいよ年末が迫ってきましたね。

今年の漢字として「税」が選ばれたそうですが、個人的には「明」のほうが良いかなと思っています。

明は、明るみに出るということで、今年は政治、宗教、芸能、つい先日は自動車メーカーの闇が明るみになりました。

それと同時に、来年は”明るくなる”という希望も含めての「明」です。

あなたにとってはどんな一年だったでしょうか。

さて、本日は例年、この時期にお届けている内容をご紹介させていただきます。


■一つ目は、「来年を自社史上最高の一年にするための成長計画の創り方」です。

私自身、自分でも毎年取り組んでいるシンプルなステップで、2024年を最高の一年にするための計画づくりをご紹介します。

年末までの期間限定で公開しておりますので、ぜひお早めに以下からチェックされてください。
https://lp.shikumikeiei.com/2024growthplan/



■二つ目は上記にも関連しますが、

年末年始にぜひ読んでいただきたい、
マイケルE.ガーバー氏のメッセージをご紹介させていただきます。

私自身も何度も読み返している、非常に大事な内容が書かれています。

ぜひ以下からご覧ください。



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今日は、ビジネスを再創造することをあなたに提案したい。

私たちすべての人間は、創造するために生まれてきている。しかし、日々の仕事に慣れすぎてしまうと、創造することを忘れてしまうのだ。

だから私たちは、「ビジネスの中で働き続ける」という状態になってしまう。

食べ物に中毒になるように、その働き方、その生活、その考え方の中毒になってしまう。

その中毒から抜け出すことが必要であり、それは間違いなく可能なことだ。

それができたとき、まったく新しいアイデアや視点が見えてくる。

もし、あなたがこれから事業を新しく始めるのであれば、文字通り新しいビジネスを創造する。

しかし、もしあなたが既に何十年と会社を経営していたとしても、いつでも再創造することが出来る。

いつでも、まったく新しい会社へと生まれ変わることが出来る。


■私の親戚で、マーチン・スクラーという人物がいる。

彼は世界中のディズニーを設計している、ディズニー・イマジニアの副社長だった人物だ。

彼から次のような話を教えてもらった。

”ウォルト・ディズニーは

「ディズニーは毎年新しくなる。毎年だ。ディズニーはいつも新しい機会を提供する。だから誰もディズニーランドをすべて知ることはできない」

と言っていた。

だから私たちはいつもディズニーを新しく発明しなおしている“



■これと同じように考えてみよう。

私たちの人生をそのように考えることができたら?

会社をそのように考えることができたら?

会社を毎年、新しいものへと生まれ変わらせることが出来たらどうだろう?

ディズニーのような巨大企業、歴史ある企業でもそれが可能なのだ。

あなたの会社で同じことが出来ない理由などあるだろうか?

これから成長しようとしているビジネスにとって、日常業務と創造の間に境目は無い。

日常業務の中で常に創造力が求められ、創造することが日常業務なのだ。

創造することが私たちの役割であり、そこに学歴や経験や知識の量は関係ない。

ディズニーが毎年、テーマパークを再創造しているように、あなたの会社を再創造しよう。


■では、会社を再創造するためにはどうしたら良いだろうか?

既に私の本の読者であれば、答えを知っているだろう。

会社はあなた自身から始まる。

会社を変えるにはあなた自身が変わらなくてはならない。

だから会社を再創造するには、あなたの人生を再創造することからはじめなければならない。

これまでの信念、経験、知識、学んだことを忘れて私の話を聞いてほしい。

過去ではなく、今に集中してほしい。会社でのこと、家庭でのことを忘れて今に集中してほしい。

道場に入ったことがあるだろうか?

道場では、いま、その瞬間に集中しなくてはならない。

昨日、嫌なことがあったとしても、明日、人前で話さないといけないとしても、すべて忘れて、いまに集中しなくてはいけない。

そうしなければ倒されてしまう。

同じように、いまに集中しよう。

いまこの瞬間、あなたはどんな人生を望んでいるのか?

人生で何を成し遂げたいのか?

人生の最後の瞬間、どんな気持ちで迎えたいのか?

あなたのたった一度の人生で何を成し遂げたいのか?

いまから20歳、歳を取ったとき、何が為されるべきなのか?

明日からあなたが経験することは、いま、あなたが抱いた意志の結果である。

だからそれを明確にしなければならない。未来に命を吹き込まなくてはいけない。

人生に生命力を与えるのだ。


■いまの時代、みんなバーチャルリアリティに夢中になっている。

なぜか?

なぜなら、みんな現実の生活を手に入れていないからである。

現実の世界で、生き生きと生きていないからである。

ビジネスの話をしているのに、なぜ人生の話をするんだ?というかもしれない。

しかし、ビジネスとは人生なのだ。それを知らないから、大半のビジネスには魂が欠けている。

あなたの会社に活力が足りないのであれば、あなたが会社に活力を吹き込んでいないからだ。

社員同士の人間関係に血が通っていないと思うのであれば、あなたの人生に血が通っていないからだ。

魂の無い会社では、テクニカルな話ばかりをしている。

だからいつも、やる気の無い社員、扱いづらい顧客に悩まされるのだ。

私はその会社の様子を見れば、それを創った人がどんな人かわかる。あなたにもきっとわかるだろう。

ビジネスオーナーの人生の魂が会社の魂になるのだ。

ビジネスオーナーが変わらない限り、ビジネスは決して改善しない。

これが私が過去何十年もの間してきたことの中で、鍵となる点である。

変える必要があるのは、ビジネスではなく、オーナーなのだ。

だから私たちの事業変革プログラムは、実は世の中で最も包括的な、自己開発のプログラムになっている。

ビジネスオーナーを極めて有能な起業家的なリーダーへと変革させるのである。


■私はこれまで人の人生について研究してきた。

プラトーを読んだことがあるだろうか?

アリストテレス、ヘーゲル、ハイデガー、ニーチェ、カントの書物を読んだことがあるだろうか?

彼らのように問いかけよう。

あなたは誰か?

なぜここにいるのか?

あなたの運命は何か?

ほかのことをやめて、たったひとつのことをやろうと決めたことはあるだろうか?

私は40歳くらいのとき、それまでにまったくやったことの無かった、ビジネスコンサルティングの世界に飛び込んだ。

その後、30年かけて創り上げた会社を辞め、70歳でまた新しいことを始めた。

レイクロックがマクドナルドを世界に広めようと決意したのは50歳を過ぎてからである。

だからあなたにも出来る。人生を再創造できる。

1960年代に書かれた、「なまけ者のさとり方」という本がある。

この本には、限界や固執から自由になることが書かれている。

私たちの周りにある可能性を閉じてしまうか、受け入れるかが大切なのだ。

精神をマスターした人は、すべてのことにオープンだ。

私の両親がこう言っていたから、奥さんがこう言うから、といったような限界を取り払って考えよう。

あなたはどんな人生を望んでいるのか?

人生で何を成し遂げたいのか?

人生の最後の瞬間をどのように迎えたいのか?

まずそこからはじめよう。

人生を再創造しよう。

そして、あなたの人生を満たすようなビジネスを創ろう。


■ビジネスは顧客の人生を満たすものであるが、その前にあなたの人生を満たさなくてはならない。

そうでなければ、ビジネスには活力が欠け、そこで働こうという人も現れない。

あなたが創った商品を買おうという人も現れない。

次に来るのは、ビジネスのビジョンだ。

ビジョンとはあなたのビジネスが完成したときに、どういう姿になるのか?というものだ。

これが意味するものは、あなたのビジネスはいつか完成しなければならない、ということだ

ビジネスの目的は、会社の所有権を移転可能な状態にすることだ。

言い変えれば、”ぜひあなたの会社を経営させてほしい”、と言われるような魅力ある会社にすることだ。

そうすればあなたは、会社を新しい経営陣に譲ることも出来るし、上場すれば一般の投資家があなたの魅力的な会社の所有権を買うことになる。

実際にあなたが会社の所有権を誰かに譲るかどうかはどうでもいい。

魅力的で、次の時代にも求められる会社にすることが大切なのである。


■目の前の仕事に没頭しているだけの経営者が経営する会社にはビジョンがない。

会社が将来、どうなるのかがわかっていなければ、どう創ればよいのかわからない。

これはビジネスを創るときも、橋を作るときも、月にロケットを飛ばすときも、ハワイに行くときも変わらない。

あなたとあなたの社員は、どこに向かっているのかを知る必要がある。

あなたとあなたの社員は、なぜそこに向かっているのかを知る必要がある。

自分達がどこに向かおうとしているのかを知るまでは、どうやったらそこにたどり着くのかを考えないようにして欲しい。

なぜならば、どうやってやるか?という質問は、いつも、何をやるか?という質問の次に来るからだ。

何をやるかを決めてから、どうやるかを探すのだ。

もし、「どうやってやるか」を知っているから、それをやろう、という考え方をしているのであれば、あなたは十中八九、間違ったビジネスをしている。


■IBMの話を思い出してほしい。

彼らは小さかったことからインターナショナル・ビジネス・マシーンと名乗っていた。

世界中の企業にコンピューターを提供する姿を最初から思い描いていた。

そして、そうであるならば、どんな人材を集めるべきかを知っていたのだ。どう組織を運営するべきかを知っていたのだ。

何をするかがわかっていたから、どうやるかを理解していた。

1977年、私が最初の会社を作ったとき、トーマスというビジネスパートナーがいた。

トーマスは、どうやるか?を考える天才だった。

一方の私は、どうやるか、ではなく、何をやるか?しか頭になかった。

幸いなことに、トーマスは私の夢を現実にする能力を持っていた。

トーマスは、優れたアイデアを生み出すことはなかった。それは私がやった。

私が夢を持つと、彼も追いついてきた。

彼は、“それが君が望んでいることか。”と言うと、即座にそれを実現する方法を設計し始めるのだ。

私が抽象的に思い描いたことを、彼は現実的なものに設計した。

それを文章へ、段落へ、言葉へと変換していった。

私の夢とは、世界中のビジネスの状況を変革させるというものだ。

それは私個人の夢であり、会社の夢でもあった。

何をやるかを決めた私たちは、どうやるかを考え始めた。

“どのようにすれば、世界中のビジネスを変革させることが出来るだろうか?”

“ビジネスオーナー達が、知るべきなのに、知らないこととは何だろうか?”

これらの質問を毎日し続けた。答えはいつも仮説に過ぎなかったが、その仮説に基づいてプログラムを作り、改善し続けた。

グーグルは、世界中の情報を検索可能にする、という夢のために運営されている。

そして、いまでもその方法を探し続けている。どうすれば、世界中の情報を検索可能に出来るのか?

それが彼らが日々やっていることである。

会社の運営とは、何をやるかを決め、それをやる方法を探し続ける絶え間ないプロセスなのだ。



■さて、あなたの話に戻ろう。

あなたが人生で成し遂げたいことは何か?

あなたの会社では何をやるのか?

そして、最後に、それをどうやるのか?

今日からこれらを考え続ける旅を始めよう。

人生を再創造し、ビジネスを再創造しよう。

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以上となります。

ちょっと長かったですが、主旨は伝わりましたでしょうか。

このメッセージにあったように、この年末年始、あなたの事業を再創造するために使っていただくと良いのかなと思います。

そのために活用できる方法として「成長計画の創り方」をご用意しておりますので、こちらも合わせてご活用ください。

来年を自社史上最高の一年にするための成長計画の創り方
https://lp.shikumikeiei.com/2024growthplan/

では本日は以上となります。

引き続きよろしくお願いいたします。



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