Facebookの収益構造とビジネスモデルを徹底解説

今回のテーマは、Facebookのビジネスモデルです。

今や当たり前となっているソーシャルメディアの先駆者であるFacebook。

GAFAの一つでもあり、世界トップのテック企業として、SNSとしてのFacebookにとどまらない様々なサービスを提供しています。

そんなFacebookはどうやってマネタイズしているのでしょうか?

Facebookのビジネスモデルや収益構造について徹底的に解説していきます。

数字で見るFacebookの収益

Facebookは、アメリカのカリフォルニアに本社を持ち、ご存じマークザッカーバーグによって創業されました。

2019年には39,651人の正規従業員を抱え、Facebookが所有するSNS(Instagram含む)のアクティブユーザー数は月々24億人に達しています。

2019年の上半期のFacebookの売上は319億ドルで、前年上期の売上251億ドルを大きく上回りました。

しかし、営業利益は2019年で79億ドル、2018年で113億ドルなので、2018年の方が利益率が高いことがわかります。この現象はアメリカの連邦取引委員会とFacebookの間の法的対立の解決に約58億ドルのコストがかかったことが原因です。

Facebookの2019年上期のビジネスモデルは98.66%を広告事業がけん引しています。

また、同年にFacebookは収益の20%をR&Dに使い、14%をセールスとマーケティングに費やしてます。

Facebookの収益構造

Facebookの収益構造は広告がメインです。

収益のほとんどはターゲット広告から発生し、実際に2018年のFacebookの収益構造は、次のように分類されます。

  • 広告事業(収益の98%):広告商品をFacebook、Instagram、Messenger等に掲載
  • その他手数料(収益の2%):デベロッパーがFacebookのインフラを利用する手数料やVRプラットフォームデバイスのデリバリーの収益

Facebookは膨大なユーザー数に支えられるシンプルな広告収益構造が会社を支えています。

また、Facebookはコスト効率化に優れ、高い利益率を確保しています。

Facebookのコストには、データセンターのオペレーション、人件費、福利厚生、エネルギーやネットワークの帯域確保のにかかる費用、コンテンツ獲得費、取引手数料、VRプラットフォームデバイスの開発費などが含まれます。

利益率が高いと、当然会社の経営はより健全となりキャッシュが増えるので、新興サービスの買収やテック業界の激しい変化に柔軟に対応することができるようになります。

Facebookの広告ビジネスモデル

上述した通り、Facebookのビジネスモデルは広告とその他に分類され、広告が収益のほとんどを占めています。

この広告ビジネスモデルはFacebookが持つ14億ものユーザーに支えられています。

ただ、全ユーザーが平等に収益に貢献しているわけではありません。例えば、北米のユーザーはヨーロッパのユーザーよりも多くお金を使っています。

Facebookのような広告メインに会社の収益性を測る上で重要になる指標がARPUです。ARPUとは、1ユーザーが平均どのくらいFacebookにお金を支払っているかを表します。

そして、FacebookのARPU向上はユーザーがニュースフィードに使う時間が重要となります。ユーザーがニュースフィードに留まる時間が長ければ長いほど、多くの広告を表示できるためです。

ただ、これは広告収入をメインとする全ての会社に当てはまる訳ではありません。例えば、Googleにおいてはクリックによって売上が発生するため、どれだけ早くユーザーの求める情報を提供できるかが重要になります。

※「IT起業家必見!Googleのビジネスモデルと経営戦略を完全解説。

もちろんGoogleやFacebookのビジネスモデルはどんどん変わっていきますが、今の所はよりユーザーがFacebookに時間を使うと、Facebookはより多くの売上をあげているのです。

Facebookのビジネスモデルの5つの柱

Facebookのビジネスモデルには5つの柱となる事業があります。

⑴Facebook

1つ目は、Facebookです。

Facebook事業は人々が繋がり、共有し、新しい発見をし、コミュニケーションをモバイルデバイスとPC上で取ることを可能にさせたSNSの先駆けです。

Facebookには様々な使い方がありますが、一番はニュースフィードです。ニュースフィードでは、アルゴリズムによって投稿や広告を表示する順番を個人に合わせて決め、表示しています。

⑵Instagram

Instagramは主に写真や動画などビジュアル重視の投稿をシェアできるサービスです。

ユーザーが自分の興味のある分野と関連コミュニティと繋がることができます。

⑶Messenger

Messengerは、Facebookの友達とプラベートなチャットのやりとりができるサービスで、グループの作成やビジネスチャットとしても利用可能です。

⑷WhatsApp

WhatsappはLINEのようなチャットサービスで、ヨーロッパやアメリカでメジャーなサービスです。

⑸Oculus

Oculusは、VRテクノロジーとコンテンツのプラットフォームを提供するサービスで、ユーザーはリアルな感覚でトレーニングや学習、ゲームなどを他のユーザーと一緒に楽しむことができます。

Facebookの経営理念

Facebookの経営理念について、HPには、プリンシプルとして以下の5つが記載されています。

  1. Give People a Voice (人々に発言の機会を)
  2. Build Connection and Community(繋がりとコミュニティを作る)
  3. Serve Everyone(全員に提供する)
  4. Keep People Safe and Protect Privacy(人々の安全を確保し、プライバシーを守る)
  5. Promote Economic Opportunity(経済的なチャンスを促進する)

また、創業者のマークザッカーバーグはFacebookのビジョンについて次のように語っています。

”Facebookは会社になるために作られたのではありません。Facebookは、世界をよりオープンで繋がりのあるものにする、という社会的なミッションを達成するために作られたのです。”

まとめ

いかがだったでしょうか?

Facebookは2004年にマークザッカーバーグによって生み出されてから、一度も成長を止めたことはありません。

そんなFacebookの売上のほとんどは広告が占めており、FacebookのニュースフィードやInstagramのフィードとストーリーが収益の根源となっています。

シンプルなアルゴリズムの変化が売上に大きな影響を及ぼしかねないのです。

Facebookのビジネスモデルは、今後更に多角化していく可能性がありますが、現状は圧倒的なユーザー数に支えられるソーシャルメディア事業が会社の柱となっているのです。

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