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「企業は人なり」は幻想?

経営者の、「ヒトの悩み」は尽きることがありません。

多くの経営者の方は、優秀な人材さえいれば、、、と考えますが、実際のところ、大半の中小スモールビジネスでは、優秀な人材を雇う余裕も、優秀な人がやってくるのをのんびり待っている余裕もないのが実態です。

ここでは、日本企業でよく言われている「企業は人なり」という言葉と仕組み経営の関係性について解説します。

 

「企業は人なり」の意味とは?

「企業は人なり」

「人材こそが最大の財産である」

というのは良く知られた格言です。「企業は人なり」と言ったのは、かつて経営の神様と言われた松下幸之助氏だとされています。企業は働く人の人格や姿勢によって、良くも悪くもなる、ということでしょう。そんな中でも松下氏自身が人格者であり、人としての在り方の模範であったことと思います。

もちろん、企業は人で成り立っていますので、人が大事ではない、ということではありません。ここで言いたいのはむしろ逆であり、良い仕組みがなければ、人を活かすことが出来ない、ということなのです。

実際のところ、多くの経営者は人の問題に常に悩まされ、人がかえって、問題の発生源になってしまっています。

たとえば、

  • 採用した人がすぐに辞めてしまう
  • そもそも人が採用できない
  • 職場の人間関係が悪い
  • ミスが多い
  • 社員のモチベーションを上げるのに四苦八苦している
  • なかなか一人前に育たない

等々。

経営者は本来、視点を社外、つまり顧客に向けるべきですが、人の問題が絶えないために社内のに目が行ってしまいがちの人が多いのが事実でしょう。

 

人依存の会社と仕組み依存の会社

なぜ大半の会社では「人に関する問題」が

なくならないのか?

それは、大半の会社が「人材依存」で創られているからです。

ワールドクラスに成長する会社は、「仕組み依存」なのに対し、大半の中小スモールビジネスは「人材依存」です。例としてその違いを見てみると、、、

人依存の会社と仕組み依存の会社の違い

このように「人材依存」の会社と「仕組み依存」の会社では経営に対する考え方が「正反対」なのです。

「企業は人なり」

この格言が正しいのは、あなたの会社に正しい人を採用したり、人を活かす仕組みがある場合に限ります。

仕組みで「企業は人なり」を実践した事例

マネジメントとは人を通じて仕事を進化させることではない。仕事を通じて人を進化させることである。- 詠み人知らず

仕組み化、というと、社員(人)を軽視しているように思えるかもしれません。

しかし、正しく仕組み化が為されれば、仕組みは人を縛るものではなく、彼らの能力を発展させ、最大限に発揮されるものになります。

たとえば、ヤクルトでは、初心者の販売員(ヤクルトレディ)でも販売できるように仕組みが整えられており、世界中に広まっています。

また、例えば米国で有名なEC企業ザッポス社。

私たちがザッポス本社に視察ツアーに行った際、とある社員にインタビューすることが出来ました。

彼はもともと、内気であまり自分のやりたい仕事をやることが出来ませんでした。ミーティング中もあまり発言が出来ず、本当にこの会社で自分が活躍できるのか?と思い詰めていたそうです。しかしある時、会社が新しい組織運営の仕組み「ホラクラシー」を導入することになりました。

その仕組みを導入したことで、会社のミーティングの仕方も変わりました。ミーティング中はすべての人に発言する機会が与えられるようになりました。彼はその仕組みによって、自分の意見を言えるようになり、周りの人たちも彼の仕事内容を評価するようになりました。私たちが話を聞いた時点でチームリーダーとして活躍していたのです。

ザッポス社の詳細についてはこちらからご覧ください。

その人が活躍できるかどうかをその人次第にしてしまっては、せっかくの人の可能性も活かすことが出来ません。人が持っている可能性を発揮させるためにも仕組みが必要なのです。

仕組みがあることで、社員は創造性を発揮できる

会社における人の価値は、なんといっても創造することです。単なる作業はどんどん機械やAIに置き換わっていきます。そんな中で人の価値は、新しいやり方を考えたり、新しい工夫を加えたり、新しい事業を立ち上げたり、と創造性を発揮することなのです。

これは社員であろうと社長であろうと変わりがありません。全ての社員が創造性を発揮して働くことこそが、会社の成長につながっていきます。

では、社員が創造性を発揮するにはどうすればいいのか?

人が創造性を発揮するのは例えば、運動している時、お風呂に入っている時、など日常の何気ない活動を無意識にしている時だとされています。あなたも経験があるかも知れませんが、目の前の雑務からいったん離れて、リラックスした時に良いアイデアが生まれやすいとされています。目の前の作業に追われて忙しく、頭の中がいっぱいいっぱいの時にはいいアイデアが出ません。

ということは、社員が創造性を発揮するためには、社内でそういった環境を創らなければなりません。そのためには、可能な限り、作業レベルでの判断を無くすことです。つまり、この仕事をどうやろうか?このクレームにどう対応しようか?この案件にどう対処しようか?そういった細かい作業レベルのことは無意識のうちに出来るようにすることです。

要はそれが仕組み化なのです。仕組み化を行い、作業レベルの細かい判断をしなくても良くなれば、その分、より創造的な仕事に時間を使うことが出来ます。

繰り返しになりますが、仕組みは人を縛るものではなく、彼らの可能性を最大限に発揮させるために創られるものなのです。

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