【動画】戦略とはコレを決めること



お世話になります。
一般財団法人日本アントレプレナー学会の清水です。

これまでのメルマガで、拙著「仕組み化の経営術」の補足説明動画シリーズをアップしております。

今日は第五本目、

「勝ちのシナリオを描く」

をアップしましたので、ご案内します。
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​​【動画】戦略とはコレを決めること&書き起こし

書き起こし

今日も「仕組み化の経営術」の補足説明をしていきたいと思います。こちらの丸いイラストは、仕組み化の全体像を示しています。前回は理念体系について解説しましたが、今日はその外側に位置する戦略的目標と指標についてお話しします。

まず、前回お話しした理念体系についておさらいします。一般的に、ミッション、ビジョン、バリューが理念体系と呼ばれます。これらは会社のビジョン、つまり長期的な会社の姿、完成系を示しています。しかし、このビジョンはあくまで将来的なものであり、10年後や20年後に達成を目指すものです。そのため、日々の計画や指針としては、ビジョンだけでは遠すぎると感じることがあります。

そこで、ビジョンと現在地の間に位置するものとして、戦略的目標を設定します。戦略的目標は、通常3年程度の目標であり、これに向けてさまざまな計画や仕組みを構築していくことになります。

戦略的目標の設定は比較的容易です。売上目標や利益目標、社員数など、具体的な数値を定めることが多く、ほとんどの社長がこの段階で苦労することはありません。私たちのお客様の多くも、この設定にはあまり困っていないのが実情です。しかし、ビジョンを考える際には想像力が求められるため、時間がかかることがあります。

次に、戦略的指標についてお話しします。戦略的指標は、設定した目標に向けてどの数値を測定するかを定めるものです。指標をどう設定するかが、そのまま戦略を考えることに直結します。目標設定は簡単でも、指標を考えるのは多くの人が悩む部分です。

例えば、ダイエットを例に考えてみましょう。1年後に10キロ減量したいという目標を設定した場合、日々何を測定するかは人それぞれです。摂取カロリーを制限する人もいれば、運動によるカロリー消費を測定する人もいます。また、体脂肪と筋肉量を重視する人もいるでしょう。これらの選択肢によって、戦略が大きく変わってきます。

同様に、ビジネスにおいても、目標が定まれば、そのための指標が決まります。飲食店の例で考えると、売上目標に対して回転数を重視する店もあれば、顧客単価を重視する店もあります。それぞれの戦略に応じて、メニューや店舗の運営が変わるのです。

指標を決めることで、日々やるべきことが明確になります。例えば、摂取カロリーを測ることで、制限内に収まるようなメニュー作りに集中できます。逆に、指標が定まっていないと、何をするべきかが分からず、行動が散漫になってしまいます。

私たちは、8つほどの指標をバランスよく設定することをお勧めしています。指標の種類を選び、会社が成長するための道筋を描くことが重要です。

Amazonの創業者、ジェフ・ベゾスの戦略も参考になります。彼が描いた成長のサイクルは、顧客満足を高めることで来店者が増え、それにより売り手が増え、さらに品揃えが充実していくというものです。このようなサイクルを指標として測ることで、最終的な成長に繋がります。

このように、戦略的目標と指標を設定し、会社の成長を生むループを描くことが大切です。目標達成のためのシナリオを描き、それを日々の業務に反映させることで、業績向上に繋がるでしょう。

今日は戦略的目標と指標についてお話ししました。どうぞご参考にしてください。



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