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経営の型作りで絶対失敗しない経営を- ターンキー革命基礎理論(4/5)

多くの中小企業の経営者が大きな目標と期待を持って会社を起こしたと思います。

しかし、残念ながら経営者の中で本当に成功する会社を作れるのはごく一部です。

ほとんどの中小企業の経営はうまくいきません

「業績がよくない」「利益率が向上しない」「従業員が離職してしまう」「人手が足りない」

多くの経営者はこのような悩みを抱えていることでしょう。

そして何より、経営者の多くは日々の業務に追われて会社の成長のために必要な経営戦略を描く時間や組織全体のマネジメントを見直す時間が取れていない場合が非常に多いのです。

では、なぜ多くの経営者が経営に失敗してしまうのでしょうか?どのように改善したら良いのでしょうか?

今回は、起業家・経営者のバイブルと言われる「はじめの一歩を踏み出そう」の著者であるマイケル・E・ガーバー氏が語る「ターンキー革命理論」を全5記事にわたって紹介します。

経営がうまくいかない理由、そしてそれに対しどのように対処したらいいのか、5記事全てを読むと理解できると思います。

第4弾である本記事では、うまくいく経営を行うために具体的に経営者が行うべきことについて解説します。

この「ターンキー革命理論」はどのような業界の経営者にも当てはまるので、ぜひ最後までご覧ください!

※本記事は、1980年代にマイケル・E・ガーバー氏が行なった講演の内容を書き起こしたものです。

パート1→経営者必見!中小企業の社長が経営に失敗する決定的理由!ターンキー革命基礎理論(1/5)

パート2→IBMから学ぶ!失敗しない経営に必要な3つの視点!ターンキー革命基礎理論(2/5)

パート3→レイクロックから学ぶ!失敗しない経営術 – ターンキー革命基礎理論(3/5)

パート4→「経営の型作りで絶対失敗しない経営を」ターンキー革命基礎理論(4/5)

パート5→中小企業の社長必見!失敗しない経営システムとは?ターンキー革命基礎理論(5/5)

 

以下、ガーバー氏の講演の日本語訳

経営者はビジネスの型作りをせよ

レイクロックのエピソードで、私が皆さんに伝えたいメッセージは何でしょうか?

非常にシンプルです。

まるで自分のビジネスをこれから5000回複製するかのように、自分のビジネスを形作りに職場へ行くことを提案します。

もう一度言いましょう、私の提案はこうです。

まるで自分のビジネスをこれから5000回複製するかのように、自分のビジネスを形作りに職場へ行くことです。

自分のビジネスの中で毎日ただ仕事をこなしに行くのではなく、あたかも完璧なビジネスのプロトタイプを何度も何度も作るかのように職場へ行くんです。

どんな人の手に渡しても大丈夫なプロトタイプを作り上げるんです。

「ということは、バカを雇えってことですか?」と思っているかもしれませんが、違います。

私が言いたいのは、普通の人を活用して、素晴らしい成果を生み出すようなシステムを作り上げれば、専門技術者を雇う必要はないということなんです。これがまさに成功しているビジネス全てに共通する秘訣です、

もし自分のビジネスを5000回複製されるプロトタイプとして見始めたら、どうなるかわかりますか?

今現在、皆さんは問題に直面すると、自分でそれを解決しなければなりませんよね?

最終的な成果がどうなるのか自分で考えなければならない。

ここで問題なのは、たいていの人は考えていないということです。ただ仕事に行くだけなんです。じゃあ、どうすればいいのか?今日が皆さんの立ち上げたビジネスの最初の日だとちょっと想像してみましょう。

皆さんは上手くいくシステムを作り上げます。働く人じゃなくてシステムです。

皆さんが最終的に創り出すものは、私が「ターンキーオペレーション」と呼んでいるものです。

ターンキーオペレーションの4つの構成レベル

ターンキーオペレーションとは何なのか?ターンキーオペレーションは、統合された要素で構成され、完全に予測可能な方法で機能するシステムのことです。

そのシステムの構成要素は、4つのレベルに分かれています。それについて説明いたしましょう。

1つ目のレベル、基礎レベルですが、これは「独自のやり方」です。

成功している企業には独自のビジネス手法があるものです。

フェデックスにはフェデックスの。マクドナルドにはマクドナルドの。IBMにはIBMの。ディズニーにはディズニーの独自のやり方があります。

だから、競合他社との差別化が可能なんです。他には独自の方法がないんですから。

2つ目の要素は、最初の要素である独自のビジネス手法を遂行する人材の確保です。

有益な人を募集し、採用し、訓練することです。成功している企業は全てこのような人材確保のシステムを確立しています。

そして、3番目の要素は、最初の2つの要素、つまり、独自のビジネス手法と人材の管理です。

管理システムの構築です。

働く人がちゃんとその会社に適したビジネス手法を遂行しているかどうか、穴を見つけるためのシステムです。

世界で最も成功している企業はより良い方法を見つけることに常にフォーカスしていますからね。

私はこういった企業を「ベスト・ウェイ・カンパニー」と呼びます。他にさらに良い方法がないかどうか絶えず探しています。

何のために?

ビジネスを遂行するために。

なぜ?

他と差別化を図りたいから。

どうやって?

他では得ることのできない体験をお客様に与えることによってです。

例えば、「ディズニーランドについて何を思い出しますか?」と人に聞いたら、その清潔さについて言うんじゃないでしょうか?

ミッキーとかのことを話すんじゃなくて、どれだけ綺麗だったかについて話すんですよ。でも、一体なぜそこに着目するんでしょうか?

なぜなら、他の場所はとても汚いからです。

じゃあ、ディズニーはどうやってその清潔さを保っているのか?

なんと、ディズニーランドでは毎晩、全体をスチームクリーナーで掃除しています。しかも、35年以上にわたってそれを続けています。

だから、いつ行ってもあんなに綺麗なんですよ。

でも、なぜそこまでするんでしょう?

それは、ディズニーランドはいつも綺麗に整っているというイメージを消費者の心に植え付けたいからなんです。

だから、一瞬にして差別化が実行されます。うちらのところは綺麗だけど、他はみんな汚い、と。

そして、最後となる4番目の要素についてお話したいと思います。

私はそれを「事業開発システム」と呼んでいます。

絶えず革新をし続け、成果などを数量化し、ビジネスの組織化を図るプロセスです。

より良い方法を見つけるのが革新

どれほどの成功が見込めるか見極めるための数量化

そして、毎回確実に同じ方法で上手くいくようにするための組織化

偉大なビジネスというのは偶然には起こりません。

偉大な起業家は素晴らしい人材のスキルに頼ってビジネスを立ち上げると、いつか困ったことになるってわかっています。

なぜなら、自力でビジネスを行わなければならなくなるからです。

求めるべきは世の中にいる普通の人々です。素晴らしい企業で成長できるチャンスを求めている人たち。

そこで、そういった人たちがシステムを活用して自分自身のキャリアを築けるよう、私たちが場所を提供するんです。

誰のためか?それは、株主のためであり、起業家のためであり、会社の経営陣のためであり、社員のためであり、お客様のためであり、そして、世界のためにです。

>>次に続く

編集注:この文章は、マイケルE.ガーバーが1980年代に行った講演「ターンキー革命」を文字にお越し、日本語化したものです。事例や数字などのデータが古いことがありますのでご了承ください。