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社長の人生計画から逆算して事業を創ろう

清水直樹
清水直樹
事業計画は人生計画から逆算して立てます。ほとんどの社長は自分の人生計画を立てること無しに、事業計画を立てています。会社には社長であるあなたの個人的な価値観や人格、人生の目的や計画が反映されています。会社をより良くしたいと思ったら、あなたの内面に目を向けることが最初の一歩です。というわけでここでは、中小企業の社長を対象に、社長の人生計画について解説していきます。

内容の信頼性

この記事は世界No.1の中小企業アドバイザー(米INC誌による)、マイケルE.ガーバー氏著「はじめの一歩を踏み出そう」の内容をベースにしています。世界700万部のベストセラーの内容を日本の会社に当てはめてご紹介していきます。

 

社長の人生計画と会社の関係性

会社とはあなたの子供のようなものです。体は離れていても価値観や人格は社長であるあなたの影響を受けています。

経営者個人の価値観は、会社のコアバリュー(基本的価値観)に繋がり、経営者個人の人生の目的は、会社のミッションに繋がり、経営者個人の人生計画は、会社の事業計画に繋がります。

たとえば、次の図を見てみましょう。

お金にルーズな社長はお金にルーズな会社を創ります。

競争心の強い社長は競争志向の強い会社を創ります。

、、、というように会社の文化は社長個人の影響を受けているのです。これはつまり、あなたの価値観や性格によって、社員の行動も影響を受けるということです。

ほとんどの社長はこの点を意識しないままに、社員の行動や考え方を変えようとしています。

何事も上手く行かない社長の考え方は次の通りです。

  1. 社員の考え方や行動を変える
  2. 会社が良くなる
  3. 自分の人生も良くなる

しかし、この順番は完全に逆なのです。社員の考え方や行動はあなたの考え方や行動によって変わります。したがって、正しい考え方の順序は次の通りになります。

  1. 社長の考え方や行動を変える
  2. 社員の考え方や行動が変わる
  3. 会社が良くなる
  4. 社長の人生がさらに良くなる

このように、まずは会社というのは社長であるあなた自身の人生を反映したものであると理解することが大切です。

 

社長の人生計画

このサイトでご紹介している「仕組み経営」の最も原則的な考え方の一つは、

「経営者の人生計画を実現するように事業を創ること」

です。

事業とは、それにかかわる人(経営者含む)人生を豊かにするためのものであり、経営することで経営者の人生が疲労してしまっては意味がありません。

事業に関わる人の中でも、まず、会社を経営している経営者ご自身の人生が経済的にも精神的にも豊かになり、計画が実現されることが第一かと思います。

いや、経営者は多少自己犠牲してでも、顧客や社員のために尽くすものだ、というご意見もあるかも知れません。世の中にそういう美談はたくさんあります。

これは一理あるかも知れません。そもそも経営者(特に創業社長)は、起業した時点で、いろんなものを犠牲にしていますね。

よく議論になるテーマで、

顧客第一主義か、社員第一主義か?

というのがあります。

顧客第一主義の主張は、そもそも顧客が第一でなければ、売上が上がらないし、社員も大切にできない、というものです。

一方の社員第一主義の主張は、社員が幸せじゃないと、彼ら(社員)は顧客を幸せにすることなんてできない、というものです。

個人的には、この二つの主張は、どっちでもいいかなと思います。

これらはOR(二者択一)ではなく、AND(両立)させるものだからです。

ただ、ここにもうひとつ、社長の人生という視点も入れたほうが良いと思うわけです。

社員が幸せじゃないと、彼ら(社員)は顧客を幸せにすることはできない、という主張に従うならば、、、社長が幸せじゃないと、社員を幸せにすることが出来ない、ということも言えます。

昔の価値観では、会社と顧客は利害関係が対立するものだし、雇う側と雇われる側でも利害関係が対立するものでした。

しかし、いまはそんな時代でもありません。

社長 AND 社員 AND 顧客

最低限、この3者の利害を一致させている会社じゃないと成長しないかなと思います。

話を戻すと、3者の利害を一致させるためにも、まずは社長の人生計画が大切です。

会社を立ち上げたばかりの若い方は別にして、50代、60代くらいの社長であれば、10年後、20年後の自分の人生を考えた時、いまと同じ仕事やるのは無理だよな、ということに気が付かれると思います。

じゃあどうするか?

さらに具体的に言うと、

  • いまの会社をどうするのか(承継か、売却か、廃業か)?
  • どのような立場でかかわるのか?
  • どんな組織が必要か?
  • どんなビジネスモデルが必要か?

ということを考える必要があります。

自分が将来、豊かな人生を送りながらも、いまの会社にかかわる人たちも幸せになるための計画が必要なのです。

ですからまとめますと、まずは、

「自分は将来どう生きていくか?」

を明確化していきます。

自分は将来、こうありたい、こうなりたい、というビジョンに向けて、

「会社をいつまでにどういう状況にするか?」

というビジョンを立てます。

会社を仕組み化はそのための手段になります。

 

社長の人生計画における究極の問い

今言った通り、すべての社長は次の2つの究極的な問いを考えながら日々の経営をしなくてはなりません。その問いとは、

  • いまの会社を将来どうしていくか?
  • 自分は将来どう生きていくか?

です。

これはいつもお伝えしているのですが、経営者、特に創業社長にとって、絶対に逃げられない事実は、

いつか自分が創業した会社を離れる時が来る

ということです。

高齢による廃業、事業承継、会長職への勇退、事業売却、病気/死亡など、理由は、いつか会社を離れるときが来るのが事実です。

現役の経営者にとって、最後にして最大の大仕事は「そのときに向けた準備をする」ということです。

その準備が出来なければ、自主廃業ということになり、顧客、社員、関係各社への義務を果たせなくなります。

そして、経営者が会社を離れる時に向けて出来る【準備】とは、会社を仕組み化することに他なりません。

たとえば、会社を売却する場合にも、家族や社員に承継する場合であっても、経営者が交代しても経営できるような会社になっていなければ、誰も継ぎたいとも買いたいとも思わないものです。なにしろ、あなたにしかわからないことや出来ないことがたくさんあるわけです。

あなたも引退しようと思ってたのに、いつまでたっても離れられない、という状況になります。

 

10年後の人生とビジネスのビジョンを明確にしまう

これまでに述べてきたことをまとめてみましょう。

まず経営者であるあなた自身の人生計画を立ててみましょう。10年後でもいいですし、20年後でもいいので、

  • 自分は何歳か?家族は何歳か?社員は何歳か?
  • 自分の会社の中での立場は?
  • 必要な収入や資産は?

といったような基本的なところから始めて、自分の人生の将来像を明確にしてみましょう。

次のステップとして会社のビジョンと計画を考えます。10年後、20年後、自分の人生計画が上手く行くためにはどんな会社にしていく必要がありますか?

ビジョンの創り方についてはこちらにも詳しく書いていますのでご参照ください。

▶経営ビジョン策定ガイド

 

なお、「仕組み経営」では、社長の人生計画の立案から、それを実現するための会社の仕組み化までをご支援しています。詳しくは以下からご覧ください。

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