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社員の生産性を向上させる6つの原則

社員の生産性を向上させる6つの原則

今回は社員の生産性向上がテーマです。

近年、国全体で生産性を向上させようと働き方改革など多くの政策が実施されていますが、

本記事ではよりミクロの視点から社員一人一人の生産性を高めるには何が必要なのかを解説します。

では、社員の仕事の生産性を高めるための原理原則6つを以下から紹介していきます。

(社員を外注のパートナーに置き換えても同じく使えます)

社員の生産性向上の原則①有意性

社員の生産性向上の原則1つ目は、社員が仕事に有意性を見出していることです。

第二次世界大戦中、米軍の兵士は飛行機からパラシュートを使って地上に降り立っていました。

しかし、実はそのパラシュート、梱包の仕方が原因で、空中で上手く開かず、事故になってしまうという事態が頻発していました。

その後、パラシュートの梱包を手伝っていた女性たちと兵士たちを交流させたところ、事故が大幅に減ったという話があります。

それまで女性たちは、自分たちが梱包しているパラシュートが、兵士にとってどれだけ重要なものなのか、そして、具体的に誰がそれを使っているのかを本当の意味で理解していなかったのです。

そのため、梱包という単純作業がおろそかになってしまっていたのです。

兵士たちと交流するという簡単な方法で、自分が完璧に梱包しなければ、目の前にいる彼らが死んでしまうということを心から理解し、ミスが減ったのです。

このストーリーからわかるとおり、どんな仕事でも、”これやっててなんか意味あるの?”という疑問を持っていれば生産性も下がりますし、ミスも多くなるということです。

このことを理解している企業は、日々、顧客に接している営業マンだけではなく、バックオフィスの社員も顧客と接触させ、自分の仕事が誰に届いているのか?を認識させる手助けをしています。

社員の生産性向上の原則②権限

社員の生産性向上の原則2つ目は、十分な権限が与えられていることです。

最近エンパワーメントという言葉が密かに流行っていますが、

その仕事を完遂するにあたり、上司や誰かにいちいち許可を得なくても、仕事を勧められるだけの権限が与えられていることは生産性向上に大きく寄与します。

さらにいえば、ここまでなら自由にやっても良い、という権限の上限を決めるのもひとつの方法です。

たとえば、リッツカールトンホテルでは、各スタッフが顧客のために使って良いお金が定められていると言います。

社員の生産性向上の原則③複雑さ

社員の生産性向上の原則3つ目は、仕事の複雑さです。

その仕事が社員の能力・知識の相当部分を使う必要があるものである、または今持っている能力・知識を伸ばさないと達成できないものであること。

そうでなければ、彼らにとってそれは、”退屈な仕事”になってしまいます。

逆に仕事が難しすぎるとやる気を削ぐ結果になってしまうので、複雑さと達成可能性のバランスが大切となります。

社員の生産性向上の原則④目標

社員の生産性向上の原則4つ目は、自分が目標作りに参加することです。

トップダウンで降りてきた目標にはなかなか全力でコミットすることが出来ないものです。

グーグルをはじめとする一部のIT企業では、OKRs(Objective and Key Results)という目標管理手法を導入しています。

OKRsでは、トップダウンの目標(会社のビジョンから落とし込まれた目標)が5割、ボトムアップ(個人が達成したいと思う目標)が5割の割合で個人やチームの目標を設定しているそうです。

誰かに言われたことではなく、自ら設定した目標を持つことで、達成したいという意欲が沸きます。

社員の生産性向上の原則⑤フィードバック

社員の生産性向上の原則5つ目は、フィードバックがあることです。

仕事の結果に対するなんらかのフィードバックがあることで、社員は自分の仕事により責任を持つようになります。

さらに、フィードバックは社員の仕事の質を向上させることにも大きく繋がります。

社員の生産性向上の原則⑥心理的安定

社員の生産性向上の原則6つ目は、安心できる集団に属していることです。

個人のパフォーマンスは、その人自身の資質によるものだけではなく、その人が囲まれている環境によることが研究で明らかになっています。

つまり、その人の性格や価値観が合わない職場ではパフォーマンスが発揮できないということです。それが企業文化が重要視されている大きな要因の一つです。

「環境」にはいろいろなものがありますが、少なくともその人が”心理的に安心できること”がとても大切です。

常に不安や恐怖のある環境では、人はベストなパフォーマンスを発揮できないのです。

これも以前、グーグルのプロジェクトアリストテレスという研究結果をご紹介しましたので、ご参考にされてください。

働き方改革と生産性と関係ない!?グーグルが唱える生産性向上の条件

 

いかがだったでしょうか?

これらは自分のモチベーションが上がるときはどういうときか?と考えてみれば当たり前で納得できることだと思いますが、人に仕事を任せるときには忘れがちのことかもしれません。

ちなみに、以上6つを備えた生産性の高い組織モデルを自立型組織(アジャイル組織・ティール組織など)と言います。

以下の記事に概要をまとめているので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

アジャイル型組織とは?100年続く組織の5つの特徴