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事業計画書のテンプレート(フォーマット)をご紹介

清水直樹
清水直樹
この記事では、事業計画書のテンプレート(フォーマット)をご紹介していきます。

 

事業計画書の活用方法は様々なので、その用途によって入れる項目も異なってきます。しかし本記事ではひとつのテンプレートとして事業計画書に入れる項目をご紹介していきます。

ちなみに、ここでは本サイト「仕組み経営」のベースになっている「はじめの一歩を踏み出そう」著者、マイケルE.ガーバー氏が書いた別の書籍、「起業家精神に火を付けろ」からの引用となっています。

また、事業計画書の書き方/立て方の全体像については以下の記事もご参照ください。

事業計画書の書き方/立て方から項目まで完全解説。

 

1. イントロダクション – 事業計画書の項目

ここでは事業計画書のイントロダクションとして以下のような内容を記載します。

カバーとタイトル

場合にもよりますが、カバー(表紙)を設けたほうが整っている感を伝えることが出来るでしょう。また、タイトルは通常「●●期(●●年●●月~●●年●●月) ●●株式会社事業計画書」のようなものになります。

 

目次

事業計画書が長くなる場合、目次があったほうが親切です。

 

事業計画の目的

ここには事業計画書を創った目的を書きます。閲覧対象者などを入れても良いでしょう。

 

会社の理念

会社の理念(ミッション、ビジョン、バリュー等)を入れます。

会社の理念についてはこちらの記事に詳しく記載しています。

ミッション、ビジョン、バリューの作り方から違いまで完全解説

 

会社の歴史やストーリー

会社の歴史やストーリーは、実績がある証拠、信頼がある証拠にもなります。

起業家・経営者はストーリー(ヒーローズジャーニー)を語れ – 「キングダム」

 

2. 成長計画の概要 – 事業計画書の項目

基本的に、事業計画書は成長を目指すことが前提となっています。成長を目指さないのであれば計画など必要ありませんからね。ですから、ここではその成長計画についてのサマリーを書きます。

なお、成長計画については以下も参照ください。

会社を成長させる4つの方法

 

目標

事業計画が対象としている期間の目標を書きます。通常は売上、利益、店舗数、社員数、企業価値などが目標になるでしょう。

 

計画の前提条件

計画には前提条件が付きものです。世の中は不確実なことばかりです。

  • 業界/市場規模の変化
  • 規制や法律の変更
  • 主要メンバーの離脱
  • 主要取引先や主要顧客の離脱
  • 国際情勢

これらのような、自社ではコントロールできないことが起こってしまえば、どんな事業計画も絵に描いた餅であり、崩れてしまいます。そんな中で計画を創ろうと思ったら、ある程度の前提条件を設定せざるを得ないものです。

 

スケジュール

目標に向けた大枠のスケジュールを記載しましょう。通常は、中間目標(マイルストーン)などを設定します。

 

予算や資金の計画

事業計画に財務計画はつきものですので、ここではサマリーを書きます。

 

3. 全社計画の概要 – 事業計画書の項目

ここでは会社全体に影響する計画をまとめていきます。

ビジネスモデル

自社がどのようにして利益を生み出していくのかを書きます。ビジネスモデルについては以下の記事をご参照ください。

儲かるビジネスモデルの作り方を完全解説

 

組織戦略

組織図や人員計画、配置転換計画、採用計画について記載します。

組織戦略については以下をご参照ください。

 

 

中小企業の組織図の作り方を完全解説

 

人事制度

現在採用している、またはこれから採用予定の人事制度の計画について記載します。

人事制度については以下の記事を参照してください。

人事制度とは?目的や種類、失敗しない設計手順を詳しく解説

 

全社的な基本ルール

業績の測定方法など計画を進めるにあたっての基本ルールがあれば記載します。

 

4.ブランド – 事業計画書の項目

ここでは自社のブランドに関する項目を記載していきます。

ブランドに関する記述

自社はどのようなブランドを目指しているのかを記載します。

中小企業のブランドは仕組み化で作ろう

 

市場環境やポジショニング

市場の成長や顧客の嗜好、価値観、競合他社の動きなどの環境、またその中での自社のポジショニング計画について記載します。ポジショニングとは、顧客から自社を選んでもらうための戦略であり、自社の強みの分析や価格戦略なども重要な要素になります。

価格競争とは?価格競争に巻き込まれないための対策

 

対象顧客に対する記述

自社が対象にしている顧客層について記述します。基本的に、ペルソナと呼ばれるような詳細な顧客イメージがあれば良いでしょう。第一顧客、第二顧客くらいを用意しておくのもお勧めです。

 

5.財務 – 事業計画の項目

財務状況の要約

財務状況のハイライトを記載しましょう。

 

財務目標

事業計画書で対象とする期間の財務目標を記載します。

 

財務戦略

事業計画書で対象とする期間の財務戦略を記載します。

 

業績の推移

過去の業績の推移を記載します。

 

6.商品に関する記述 – 事業計画の項目

ここでは自社商品/サービスについての開発計画、または顧客サービスについての計画を記載します。

商品の特徴や強み

他社と比べたときの商品の特徴や強みを記載します。

 

商品開発計画

今後の商品開発計画を記載します。

 

顧客サービス

顧客サービス、顧客満足に関する計画や指標などを記載します。

 

配送/フルフィルメント等

配送やフルフィルメントについての計画を記載します。

 

7.セールス&マーケティング – 事業計画の項目

ここでは顧客獲得や販売についての計画を記述していきます。

重要指標

セールス&マーケテイング分野におけるKPIなどを記載します。

 

マーケティング戦略

どのように新規顧客を獲得するのか、または既存顧客を維持するのかなどを記載します。

 

チャネルとメッセージ

どのような媒体を使ってマーケテイングするのか、またはどのようなメッセージを打ち出して顧客獲得に結び付けるのかを記載します。

 

8.その他独自の要素

そのほか、業界や業態によって特記すべき事項があれば記載します。

 

 

事業計画を生きた文書として扱おう

ここでは事業計画のテンプレートについてご紹介してきました。せっかく事業計画を創るのですから、計画に使った労力を無駄にしないことが大切ですよね。

そのためには事業計画を生きた文書として扱うことが大切です。そのためには計画の見直し、評価、修正を定期的に行うスケジュールを立てることです。計画の前提条件に疑問を持ち続けることも大切です。柔軟性を持って、変化を受け入れましょう。

せっかく作ったから、とかだれだれが作ったから、などの理由で、最初に作った計画に固執しないようにしましょう。

 

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